【世界の広告】何でもないおばあちゃんを看板に掲出し続ける作戦 - MEET MARINA PRIETO
割引あり
これはすごくインスパイアされるキャンペーン。
カンヌ2024Creative B2Bのグランプリ、2金、1銀、2銅、4ショートリスト。いったい何部門出したんだ。
ケースビデオはこちら。
【課題】
クライアントがJCDecauxという広告代理店という、ずるい設定。(よくこれがスキャム認定されなかったな)地下鉄のOOH(看板)が売れなくなってきたので、その威力を復権させたいというのが課題。
【解決】
誰も知らないおばあちゃんの画像を掲出した。
ガンガン物量で掲出しまくったり、インスタのキャプチャを掲出することで「これ誰?」感をつくる。
このインスタのキャプチャという形式はとても賢い。
当該SNSを検索してくれそうだし、しれっと名前が出ているから「誰それ?感」を明確にすることができる。うん、知らないよねこの人。
これがないと、「自分は知らないけど、世の中ではけっこう有名な人なのかもしれない」と埋没してしまいそうだ。
さらに、一度二度では「誰これ?」の話題化は起きなかっただろう。
「誰だか知らないけど、めっちゃリーチするので、MARINAおばちゃんのファンになっちゃった!」など市井の声が高まったところで、マーケターが沢山出席するメディアのイベントでご本人登場。
【抽象化と転用】
まず、ぼくが真っ先に思いついた「似た事案」はこれ。
実は最近、都内では大量のインプラント歯科の交通広告が露出している。
「気が狂っているように見えて、実は効果がある」ことを、本人が語り出したからだ。
なんの知名度もない人が、大量の露出をすることによって、ネットミームにも乗る様な有名な人となる。
この人もそうだね。
404姐さん。
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