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コロナ後遺症の本態である”自律神経失調症”と自分でできる簡単な診断法

最近は、日記をノートに書くようになりました。
また、今年に入ってありがたいことにコロナ後遺症のEducational Programに参加させていただけるようになり、最新の情報を勉強する機会をもらっています。限られたエネルギーの中で、自分の記録と皆様にも役立ちそうな情報を、少しずつシェアしたいと思います。

コロナ後遺症や、関連性の深いME/CSFは、最近では多くの方で病態は自律神経失調症であることがわかってきました。
ウィルス感染やワクチンを引き金に、自律神経に関連する神経伝達物質、アドレナリンやアセチルコリンなどの受容体に対する自己抗体が産生されて、自律神経失調を引き起こす、いわゆる自己免疫疾患ではないかという仮説が有力とされています。

つまりは、ウィルスと体が戦うために作られていたはずの抗体が、なぜだか自分の自律神経を叩くものにすり替わって産生されるために、自分自身の自律神経が悪くなり、自律神経失調になる、という訳です。

自律神経には、活動状態で主に働く交感神経と安静の状態で働く副交感神経の2系統があります。普段は、この2系統が両側から綱引きをするようにバランスをとって、無意識にいろいろな体の調節をしてくれています。

コロナ後遺症では、特に副交感神経が特に働きにくくなって、バランスが交感神経に偏りやすいために例えば不眠、頻拍、呼吸障害、手足の冷え、筋肉の過度の緊張などなどどれも交感神経が働いている時に起こる体の反応が、全身のいろいろな症状として起こります。

コロナ後遺症は特に40代の女性に多いと一部の調査では言われています。
調べてみると元々手足の冷えや肌が乾燥気味などベースに自律神経が乱れやすい体質をもってる方が、コロナ感染を引き金に、さらに自律神経失調症を悪化させるからではないかということが考えられています。

ただ、最近、カナダの保健局の調査では、カナダ人のコロナ感染者のなんとほぼ50%!、半分の人はなんらかのコロナ後遺症を多かれ少なかれ経験していると報告しています。自律神経失調で出る症状は、検査結果に異常をきたさないので、原因がわからない場合、その症状から、更年期やうつ病と診断されてしまうケースも多いのではないかと思います。(現に私も最初は、重度のうつ病と診断されていました。)

さて、自律神経失調の診断ですが、西洋医学的には、診断基準はありません。
どちらかというと、ぶっちゃけ、いろいろな不調の訴えにも関わらず、何も検査で引っかかってこない時に、苦肉の策でつけられる病名という印象です。

ところが、先日、漢方の先生との診察で、中医学の腹診では、自律神経失調を診断する方法があることを漢方の先生に教わりましたのでシェアします。

やり方はとても簡単!
両脚を伸ばして、横になります。
その状態で軽く心窩部やお臍の上に手をのせます。お腹にのせた手に、大動脈の拍動を感じるかどうかをみてください。
これが、漢方の腹診での『心下悸、臍下悸』といわれるもの、

交感神経の過緊張、慢性疲弊状態を反映してるそうです。

私自身は、この症状を何年も前からあることに、自分自身で気がついていました。夜寝る時に、お腹に手を当てたら、あまりにも拍動を感じるので、大動脈瘤があるではないのかと疑ったことがありました。

私自身も40代女性。
元々、手足の極端な冷えや不眠に長年悩まされていた。
体質だと思っていましたが、そもそもが自律神経失調症がベースにあったところに、コロナ感染により重度の後遺症を引き起こしたのかなと考えています。




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