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【倉庫を借りました】という話と【在庫】ってやつ

その部屋は7号室でした。
なんかいいことあるかも知れないな…と思ってしまいますね。
今回は倉庫を借りることになった経緯と、在庫と向き合う話です。大した話ではないので雑記に入れておきますけれど、必要な人には必要な話。

自分は縫製業の傍らファッションブランドを運営していまして


基本的にこちらは一人でやってます。
一人でやってはいますが、全工程・全行程をひとりでやってるわけではなく
縫製は縫ってくれる人に依頼してますし(自社内)パターンという型紙は外注先へ依頼してます。自分がやるのはデザインして生産管理をし、販売に関わるアレコレ(販売促進やプロモーション活動)を行い、いただいた注文の商品を発送するところまで。つまるところお客様へ届けることに関わる部分は自分です。お金の計算なども。

そして本業の縫製業は工場なので、日々荷物が届き、加工仕事なので如何に効率的に仕事を切らさずに縫製やそれにまつわることを継続させて利益を生み出すか。そういうことを考えるお仕事です。

ブランドでのクリエイトな部分は工場という加工場にはあまり無いと言っても過言ではないと実感してます。(脳内で服のデザインを考え出すようなことが無いですね。手を動かして作り出す方のクリエイトはありますけど)それもあって服が好きであることや、伝えたいことを忘れないためにブランドやっております。

工場というものは荷物の出入りも多く、完成した服を長期間置いておくような場所ではなく、かつ保存状態も空気的には悪くなくても安全面で良いとは言えません。人の出入りも毎日ありますしね。針やハサミを使うことも日常です。
いままでは小さなアトリエ店舗に在庫品を詰め込んでいたのですけど、デザイン数が増えて少ないながら在庫して販売もしているので、場所の限界から倉庫を借りることになりました。工場から徒歩圏内に。

まあ倉庫を借りれるくらいにはなったのかと、すこし感慨深くなりました。
ですが。この倉庫がでかくなりすぎないようにしたいなと、心を引き締めるキッカッケにもなりますね、そう思いました。
在庫を持って(一時的でも)販売する場合は必ず場所が必要です。それはネットショップであろうがリアル店舗であろうが同じです。置き場所は小さく展開している間は自宅の片隅や一室でも良いですし、店舗があるならそこの一区画でも問題ないですよね。
ただすこし規模感が大きくなるとどうしても場所が必要になります。
置く為だけではなく、例えば出荷業務に使う場所も含まれたりします。
いくらもったいなくて自宅や商品と関係のない場所に荷物を置いていると、気分的に切り替えもできなくなります(たとえば家にずっとズラッと服が並んでいたり箱だらけだと気分も景観も良くなくて休まりませんよね)。
なので倉庫をかりるということ自体はメリットあるな。と思ってます。

ところが、この倉庫。でっかい場所を持ってたら凄いと思いがちですが
そう単純でもなくてですね。でかい倉庫は場所代も管理費もお高くなりますし、でかい倉庫が必要ということはそれだけ在庫を抱えているという現実とも向き合うことになります。
 それが入庫後にすぐ出て行ったり、寝かしておくことで価値が上がるものであれば別ですが(クラシックカーとかワインとか)。基本的に衣類は一部例外はあれど長期滞留在庫は『不良在庫』と呼びます。生地もそうです。
現実的に腐って異臭をはなったりは、まあしませんが
腐ります。価値が落ちていくわけです。よろしくない在庫をただ保管しておくことは経営上もとてもよろしくない。

そんなことからあまり大きすぎない小さい倉庫を借りました。

物理的にいまの倉庫のキャパ以上には在庫を持たないでおこう。
このキャパが埋まってしまうときは新作を作らず、あるものを売る時期だ。
そういうものが目に見える場所として『倉庫』を自分でみれる距離に持つのはありかもしれません。
もちろん自分のキャパに見合った広さで。ね。

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