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映画:ダンジョンズアンドドラゴンズ+帰り道の思考

今日は、映画「ダンジョンズアンドドラゴンズ」を観た。
ポスターや予告から観ても、あまり知られてない俳優、女優陣(少なくとも私はヒューグラントくらいしか知らなかった)に、日本側がなんとか盛り上げようと豪華な声優陣というソシャゲのような宣伝。でも醸し出されている良映画臭を嗅ぎ付け、なぜか上映回数が少ない字幕版を観に映画館へ。

内容は結果としては、面白い!!
雰囲気からしてまさかこれは何部作かになる映画なのかと不安を抱きながらも無事な(若干ご都合的な物もあるが、それはRRRレベル程度笑)エンディングでさらに一安心。
笑いどころもあったし、涙腺に刺激もチラホラ。
名作とは言えないけれど、エンタメ性抜群の良き映画だった。

観終わったあと、面白かった映画は必ずパンフレットを買う民なので、レジに向かうもパンフレットはないとのこと。バカな、これだけ凝って作られているのにパンフレットがないだと…。地味にショックな感じで映画館を後にした。

そこから頭の中が紆余曲折して、色々と思考が巡る。

面白い作品があっても時間にそれは流されて、過去になっていく。制作側もおそらく大変な思いをして作ったものだけど、次第に上映が終わり、DVDやBDなどメディアに変わり、中古で990円とかで売られてしまうのだろう。
でもよくよく考えてみれば世の常である。

そこになんの価値があるのかと言えば、今先ほどまでの2時間、とても楽しい時間が過ごせたということだった。

ものづくりにおいて、誰かの宝物になったり、大事にされたり、良くも悪くも語り継がれたりするのはとても素晴らしいこと。でも全ての創作物がそうなるわけではない。

忘れられ、この世から消えてしまうものなんて当然にある。もちろん、今まで観てきた作品を全て大事にして置くには人の脳のキャパを超えてしまうし、無理な話である。

つまりは、そこまでのレベルに達したものを作りたいなんてのは烏滸がましいことなのかもしれない。

最近、マンガを描き始め、少なからずとも人に見てもらうことが出来た。もちろん、個人的な悩みであり足かせだった、人に評価される恐怖はまだ拭いきれてない。
でも、1ページでも9ページでも、今度コミティアに出す24ページの漫画でも、楽しんでもらえる可能性を考えれば、評価を気にするよりかはすこしポジティブにいられるのかもしれないと思う。

評価を気にするときは決まってネガティブな状態が多い、それでも楽しんでくれる誰かがいてくれるはずと思っていればまだモチベーションはキープできそうな気がした。

あまり気負わず、なるべく相対比較はせず、楽しんでこの趣味をやっていければ良いなと思った桜並木の帰り道でした。

話は大きく自分の世界に広がりましたが、ダンジョンズアンドドラゴンズ、めっちゃ面白いのでオススメです!!


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