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【メリットなし】マイクロマネジメントをやめた方が良い理由

私が勤めている会社では、コロナ禍で社内の人的リソースに余剰があります。そしてそのリソースを活用しようと、管理職一同マイクロマネジメントに走っております。離職者は多発していますが、気づいていない模様です。

マイクロマネジメントとは、上司が部下に対して過剰な管理や干渉を行うことです。まるで学生時代、お母さんが一挙手一投足管理して、生活の細かいことまで口出しするのに似ています。

そんなの嫌だ!という人がほとんどだと思いますが、科学的にもダメな理由があるので紹介したいと思います。結論、上司側にも部下側にも、良い点はほぼありません。

●メリットは”ない”といっても過言ではない

みんな嫌いなマイクロマネジメントでも、何か良いところはあるはず…!

そう思って、マイクロマネジメントのメリットを探そうかと思っていたのですが、驚くべきことに、明らかなメリットを示すような研究は見つかりませんでした。

「短期的なメリットはあるよ」と言っている記事などはあるのですが、明確なデータが示されている訳ではありませんでした。このことから、いかにマイクロマネジメントは害であることが分かると思います。

(※もちろん僕も目下調査中なので、皆さんも何か見つけたらコメント下さい。)

●部下の裁量を制限する

以下、代表的なデメリットを述べていきます。

マイクロマネジメントをする上司は、仕事の一挙手一投足にわたって指示を出します。当然、管理される側の裁量はかなり低いものになるわけです。

裁量の低い状態は非常に危険であることが、あらゆる科学的調査によって判明しています。挙げればキリがないのですが、一番端的で分かりやすいのが、ロンドン大学が行った調査だと思います。同大学の調査では、

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