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2020.09 【第二回】Startup Weekend高知運営&参加レポート

昨年に続き、高知で第二回StartupWeekendを開催することができました!これも一緒に準備をしてくれたオーガナイザーはじめ、たくさんの方々のおかげです。私は引き続きリードオーガナイザー、プレイヤーとして参加しましたので、当日の様子をレポートします。

前回からどのようにパワーUPしたのか、ぜひご覧ください。

StartupWeekendとは?

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Startup Weekendとは、金曜日の夜、土曜日、日曜日と週末の約54時間を通してアイデアを形にする、起業体験ができるイベントです。
体験といっても、実際にアイデアを人に伝えてチームを作り、プロトタイプ作成、メンタリング、ビジネスアイデア検証、ジャッジへの発表・評価 といった新規事業を作る流れを実践します。

どうして高知で開催したの?

2019年11月、第一回に参加してオーガナイザーとして手をあげてくれたメンバーで初めて話し合いました。(当時私はまだ大阪在住)

みんな、「自分たちが前回参加して変わったように、もっと高知のみんなにも一歩踏み出してもらいたい」「アクションする人を増やしたい」と言ってくれました。そっから「高知でアクションする人を増やしたい」「参加者や地域の企業に必要とされる存在になる」というコンセプトが決まり、準備を進めていきました。

高知ではどんな人が参加していた?

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参加者は22名。高知から初参加の方、前回からのリピーターの方、他県のSWコミュニティからの参加など、多様な方が集まってくれました。

また、3日間を通してスポンサー様、他のコミュニティの方、行政の方、前回ご支援くださった方々が様子を見にきてくれました。コロナや台風の影響でお忙しい中、ありがとうございます!

1日目 - 2020.9.4 (金) -

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* 集合、交流会
台風の影響で滝のような大雨が降る中、懇親会のスタート。今年も酔鯨酒造様より、日本酒をいただきました。コロナ対策を行いながら、また会場の都合でお酒を飲むことができませんでしたが、それでも参加者の皆さんはお互いのやっていることや、これから始まるワクワクについて話し、少しずつ打ち解けていきました。

* アイスブレイク

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最初のオリエンのあとは、2つの単語を組み合わせて即興でビジネスアイデアを作るアイスブレイクを行いました。「一級河川」「カツオ」といった高知らしい言葉から、「介護」「カウンセリング」「林業」といった参加者の関心ごとを表す言葉も。毎度無理やりになるところがありますが、時間内に形にするのが大事!笑

* 1分間ピッチ、投票、チームづくり

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1日目のメインイベント、アイデアの発表です。オーガナイザー含め全員がアイデアをピッチしました。温めていたアイデアがある人も、即興で考えた人も、自分の考えを自分の言葉で話すので、自然と熱量や想いがこもります。

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投票を経て、最終的に6つのアイデアが残りました。ですが、最終的にできたチームは4つでした。この間にはくっついて離れて放棄して、早速いろいろありましたが、なんとか自分が実現したいアイデアや人と一緒にチームができて1日目は終了です。

2日目 - 2020.9.5 (土) -

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2日目が始まりました。

会場の都合上、2チームは初日の会場とは別のところで作業です。自己紹介をして各自を認め合ったり、誰のためのプロダクトにするのかを早速話し合ったり、複数案がくっついてできたチームはお互いの想いをすり合わせしたり、課題の検証をすべく早速旅に出かけるチームも。

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最初に少しファシリテーションがありましたが、全チームAll Action!
カツオにゃんこのてるてる坊主効果で快晴に!

* コーチング

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あっというまにお昼になり、コーチングの時間に。今回は、高知にゆかりのある5名の起業家の方にご協力をいただきました。

SmartProject 代表CEO 尾﨑 健二さん

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株式会社01高知ブースター 創業者兼代表取締役 都築 五明さん

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TOMARIGI HOSTEL 代表 篠田 善典さん

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株式会社LIFULL bizas 代表取締役 宇野 重孝さん

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株式会社こうち暮らしの楽校 代表取締役、高知大学土佐FBC特任講師 
松田 高政さん

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顧客は誰か?提供する価値は?どうして今の課題が発生している?
コーチの方々から曖昧なところ、ビジネスを作る上で必須な事を突っ込まれます。チームの皆さんは、自分たちが抜けていた視点、うまく言葉にできない事を実感したようでした。

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これまで事業を考えたことがない方が大半なので、コーチングが終わったあとには、どうしたら良いか結構悩みます。

でも今回はこのタイミングで空気を変える救世主!

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高知で、紅茶インストラクターとして活躍されている松崎さんに、なんとも素晴らしいリフレッシュティーを振る舞っていただきました!

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疲労回復スリランカ産紅茶、仁淀川町さんのアイス緑茶、そしてキラキラのフルーツティー♪

参加者もコーチの方もオーガナイザーもみんなで癒されました❤︎

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そして残りの時間はチームでアイデアのブラッシュアップ。一部のコーチの方が残ってくださっていたので、チームに招き入れて業界について聞いたり、課題を解決するためのソリューションについて壁打ちをしたり。

3日目 - 2020.9.6 (日) -

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いよいよ3日目が始まりました。2日目夜は、各チーム遅くまでアンケートやデータ集め、ヒアリングのアポ取りが続いていたようです。

日曜日は16時から最終発表があるので、それまでひたすらチームで事業案と資料を作ります。プロトタイプを作るチーム、役割分担をして資料作成をするチーム、ギリギリまでオンラインでヒアリングを続けるチーム。

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時間になり、最終日様子を見にきてくれた方々やジャッジの方が揃い、最終発表が始まりです!

その瞬間、超強力な台風が接近しているという事で、避難準備のアラームが会場に鳴り響きました。しかも、会場は避難指定されている場所!走って会場受付に確認をしにいきましたが、イベント終了後に明け渡してくれればOKとのこと。なんてこった!

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最終発表は1チーム5分、それぞれジャッジの方に質問・審査をしていただいて優勝と準優勝が決まります。これまで作り上げてきたアイデアを皆さん真剣に発表します。

今回は以下の4名の方に審査をしていただきました。台風の影響フライト結構になったり、大変な大雨暴風の中、本当にありがとうございました。

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株式会社アルファドライブ高知 代表取締役、株式会社Left hand 代表取締役 宇都宮 竜司さん
高知大学地域協働学部准教授 須藤 順さん
株式会社アドライト 代表取締役 木村 忠昭さん
株式会社 グラディア 代表取締役 森本麻紀さん

ジャッジの方からは、本当に救いたい人は誰か、そのソリューションで解決できるのか、事業を実現する上での協力者や顧客は何と言っていたか(声を聞いたか)、発表しているのはビジネスなのかボランティアなのか?といった質問がありました。

考慮不足や認識統一ができてなかったチームもあったようですが、自分たちの考え方を改めて見直し課題が見えた人もいたようでした。

* 結果発表&クロージング

4チームの発表のあと審査があり、その間に会場にいらっしゃったスポンサー様より挨拶をいただきました。

今回は以下の方々より、協賛金、お酒、ホテルの宿泊をいただきました。コロナの影響で大変な中私たちの活動に賛同してご支援くださり、本当にありがとうございます。

・株式会社 HITOTO Corporation 様

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・酔鯨酒造株式会社 様

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・株式会社青木農園 様
・株式会社アルファドライブ高知 様
・株式会社LIFULL bizas 様
・オリエントホテル高知 様

・株式会社ソフトビレッジ代表取締役 片岡 幸人 様
・通りすがりの猫 様

審査の結果は、最初に複数アイデアが合体して分裂と合体を繰り返した一番人数の多いチームが優勝!リーダーの想いのすり合わせとチームメンバーを思いやる気持ちで前に進んでこれたと、最後コメントをされていました。

順位はつきましたが、どのチームもやり切ったので、頑張った自分に拍手!

* アフターパーティー!

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台風が迫る中、熱量は負けずに最後の交流会です。チーム同士ねぎらったり、ジャッジのところにフィードバックをもらいに行ったり、3日間の苦労話や不完全燃焼だったところの話、今後やりたいことの発表やそれに対してのアクション決定などなど、この時間でいろんなことが生まれました!

イベント後は避難場所として開け渡さないといけないため、最後はみんなでお片付け。最後まで手伝っていただきありがとうございました...

パワーアップポイント

今回は、私が高知に帰ってきて改めてやったStartupWeekendでした。もちろんいろんな人に助けてもらってできた事ですが、中でもパワーアップしたなというポイントを挙げておきます。

* 前回参加からのオーガナイザー!

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これが超嬉しいの!
説明が下手で決断がブレる私と一緒に走ってくれたオーガナイザーありがとう!全員何かのリーダーで忙しかったけど、すごい強いメンバー。一緒にできてすごい楽しかった。

* アクションしたい人増えた?

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みんなで決めたコンセプト。1日目でアイデアの発表をしたいと手をあげてくれた人、最終日にこれからもアクションをしたいと手をあげてくれた人が何人もいました。熱い人が集まってくれたのでこれから楽しみです!

* 関わってくれる人のためになった?
今回は、前回お世話になった方や、コーチ、ジャッジ、スポンサーの方がいつでも遊びにきてもらえるようにしていました。その中で、3日間毎日様子を見にきてくれたり、コーチをやりながら「楽しい」「勉強になる」と言ってくれたり、次もやりたいと言ってくれたり。
もらったものの方が多いですが、関わってくれた人たちに少しでも得るものがあったなら嬉しいです。

これまでとこれから

前回は私大阪にいながら外の目線で高知でSWを開催しました。今回は高知に住んで9ヶ月、いろいろ見て話して、前よりかは高知のリアルを知ってのSW開催。

実際やってみて厳しい意見もありましたが、でも続けて、アクションする人を増やしていきたい、地域の人や企業さんに必要とされるコミュニティにしたいとやっぱり思います。

リーダーして難しかったし楽しかった、今後は次の方にリーダーやっていただきますが、まだまだみんなで一緒に作っていきたいです。

高知での生活がスタートした今年、こっから何ができるかな!

長くなっちゃいましたが、第二回StartupWeekend with 台風でした。ご協力いただいたみなさま、ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。



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