見出し画像

2019.10 【初開催】Startup Weekend高知参加レポート

以前、こちら にStartupWeekend白浜の参加レポートを書きましたが、この度たくさんの方にご協力をいただいて、2019年の10月4〜6日に、私の故郷である高知県でもStartupWeekendを開催することができました!
私は当日いちプレイヤーとして参加したので、イベントの内容をレポートします!

高知では初開催のStartupWeekend、どのような場になったのかぜひご覧ください!

StartupWeekendとは?

詳しくは前回の こちら の記事に書かせていただいていますが、「週末の時間(金曜日の夜、土曜日、日曜日)でチーム作成、事業/MVP作成、発表を行い新規事業を作る流れを体験できるイベント」です。

会場は?

スクリーンショット 2019-10-18 8.58.43

高知県高知市にある、株式会社SHIFTPLUS さんのスペース、bridge+ をお借りしました。高知駅から徒歩3分、ガラス張りでお洒落な空間です♪

高知ではどんな人が参加していた?

画像4

プレイヤーとしての参加は20名でした!高校生、大学生、スポンサーしてくださった高知銀行とシフトプラスの社員の方、公務員の方、会社員の方など、高知県内の方がほとんどでした。運営は関西、関東、広島からの参加でした。
これだけ異業種の方が集まるイベントはあまりなく、普段話ができない人たちとお互いのやっていることを話せて面白かったです。

1日目 ~ 2019.10.4 (金) ~

画像2

* 集合、交流会
いきなりインパクトの強い写真ですが、今回は高知県の日本酒、 酔鯨酒造 さんに一升瓶10本 をご提供いただきました!
その他高知の美味しいお寿司などと一緒に、懇親会スタート。お互いに自己紹介や普段やっていることを話しました。

* アイスブレイク
StartupWeekend自体についての説明、恒例のクイズのあとはアイスブレイクとして即席でチームを作り、事業を考えてみるワークを行いました。

画像4

文旦、鯨、干し芋など高知らしい言葉から、高知らしいビジネスアイデアが生まれていました。無理やりのもありましたが、形にするのが大事!笑

* 1分間ピッチ、投票、チームづくり

画像5

1日目のメインイベント。各自考えてきた or その場で急いで考えたアイデアを1枚の紙と共に発表します。そして良いと思ったアイデアに投票し、票が集まったアイデアを実現すべくチームが作られます
即席でアイデアを考えた方も多かったと思いますが、一生懸命想いを伝え、仲間を集め、今回は4チームできました。連絡先を交換したり、チームビルディングをしたり、明日の予定を決めたりと、ここからそれぞれのチームに分かれての時間が始まります。

一人一人が考え、伝える、というアクションを起こしたことで、一気に熱量を帯びてきた金曜日の夜でした。

2日目 ~ 2019.10.5 (土) ~

画像5

酔鯨さんの日本酒と共に2日目の始まりです。最初にスタートアップの考え方について、ファシリテーターの方から少しお話がありました。

ビジネスを作るためには、課題を見つけ検証をすること、そしてその課題を解決するMVP(Minimum Viable Product:顧客に価値を提供できる最小限の製品)を作成して本当に課題が解決できるのかを検証することが必要。自分たちでいくら議論してもそれは妄想にすぎないので、No talk, All action! 会場の外に出てお客さんを見つけること。

というお話のあと
・Hacker(プロダクト・サービスを作る人)
・Hustler(お客さんからフィードバックをもらう人)
・Designer(ユーザー目線やビジネス目線でアイデアを改善する人)
の役割の説明がありました。実際にはこんなにきっちり役割分担はできないのですが、これを参考に参加者たちはアクションを起こしていきます。

* コーチング

画像18

お昼過ぎから、実際に起業をされている方にビジネスアイデアを説明し、フィードバックをもらうコーチングがあります。今回は、高知にゆかりのある4名にご協力をいただきました。

株式会社アントレプレナーファクトリー 代表取締役
 嶋内 秀之さん

画像6


▼ 株式会社StoryCrew 代表取締役、こうち食べる通信 フードディレクター
 浅野 聡子さん

画像9


▼ TOMARIGI HOSTEL 代表
 篠田 善典さん
 (後ろ姿ですみません!)

画像8

▼ 株式会社アースエイド 代表取締役、特定財団法人 日本綜合医学会 理事
 嶋崎 裕也さん

画像9

顧客は誰か?課題は何か?収益構造は?
事業案を説明した後、甘いところをどんどんご指摘いただきます。実際に起業されている方の実体験をもとにアドバイスをいただけ、事業のヒントになることも多かったです。
「誰の、何を解消するのか」という課題設定の大切さ、絶対に実現するという熱量と行動が大事だと改めて感じました。言葉にするのも大事。

* 各チームでの時間
コーチングが終わったあとは、フィードバックを踏まえて課題を深ぼったり、アンケートを作ったり、振出しに戻ったり…。ビジネス作るためには必要なものは何か、アクションは何か。迷っても考えても進まないので、チームで役割分担をして行動します。

あっという間に2日目の夜が終わりました。スタートアップ、課題、顧客、MVP…分かっているようで分かっていないその言葉に惑わされてしまいますが、大切なのはサービスを届けたい人(助けたい人)を具体的にまぶたの裏に思い描けるかどうか。そこをブラさず、その人のためになっているかを確実にしながら進める、ということを教えていただきました。分かっているけどできない、ではダメだー!

3日目 ~ 2019.10.6 (日) ~

画像10

日曜日は16時から最終発表があります。
最初にファシリテーターの方から、エレベーターピッチのテンプレート、伝わるピッチのやり方について少しお話があり、そこからは最終発表に向けて事業案と資料を作り上げます!

* 各チームでの時間

画像11

各チーム、役割分担して情報を集めたり、会場の外に出てヒアリングを行ったりと集中した時間が続きます。資料を作って発表練習もします。3日間ずっとそうですが、時間の使い方、計画性や役割分担もとても重要です。
私たちのチームは作業時間を決めて、アンケートを作って拡散したり、実際に競合サービスを使ってみたり、ユーザーになる人にヒアリングしたり、サービスを使ってもらってフィードバックしてもらったり、資料を作って発表練習をしたりなどしていました。

* 最終発表開始!

画像12

16時になり、最終発表が始まります。
各チームが作り上げたビジネスアイデアを5分間で発表し、ジャッジの方に質疑応答・審査をしていただいて、優勝と準優勝が決まります。

今回は以下3名の方にジャッジとしてご協力いただきました。
・フロムローカル 松島 弘敏さん
Nextremer 高知AIラボ 代表 興梠 敬典さん
TOSAYAMA ACADEMY 事務局長、Snow Peak Business Solutions 研修ファシリテーター、クリエイティブディレクター 吉冨 慎作さん

ギャラリーも集まり30名を超える方々が見守る中、4つのチームが作り上げたアイデアをピッチしました。
ジャッジの方々からは、課題に対するソリューションの結びつきや、最初に顧客をどうやって見つけるのかなど質問がありました。なかなか事業化するまでブラッシュアップすることは難しかったですが、押さえておくべきポイントは学べたと思います。

* 結果発表&クロージング

画像19

4チームの発表のあと審査があり、優勝、準優勝が決まりました。一応順位付けはあるのですが、ビジネスを作り上げる過程で学んだこと、そして用意したことがビジネスを作る根拠としてジャッジに伝わったかどうかが重要だと私は思っています。
最後の方には支えてくださった方に感謝して号泣した人、もらい泣きした人が続出しました。みんな、頑張った自分に拍手です。
私も、リードオーガナイザーとして喋らせていただきました。本当にたくさんの方に支えられ、ギャラリーも含め想像以上の方にきていただいて感謝、感動でした。

* アフターパーティー!

画像13

みんなで記念撮影をして、酔鯨さんの日本酒で乾杯です!(未成年の子はお茶で)
ジャッジの方々、参加者同士、発表を聞きに来てくれたゲストなどみんなで日本酒とお寿司を囲みながら、各チームでの苦労話や、発表したアイデアについてのフィードバック、自分の人生についての相談など様々な話をして過ごしました。
みなさん濃い時間を一緒に過ごして不思議な絆が芽生えたのか、最初よりもテンションが高く、笑顔も多く、何名か第一印象からキャラ替わりをしていました!笑

参加してみての感想を何名かに聞いてみたところ、アイデアが形になっていくのが楽しかった、想いを伝えると否定されるのではなく協力してくれる体験ができた、学校ではできない経験ができた、明日から職場で学んだやり方を実践してみる、など様々な感想が聞けました!
コーチ・ジャッジの方々からも、自分の原点を思い出した、雰囲気がよかった、一緒に高知を盛り上げていこう!とのお声をいただきました。
本当にありがとうございます!!

高知らしさ

StartupWeekendは全世界、日本全国で開催されており、私も参加は4回目です。なかでも今回高知らしいなと感じたことが2点あります。

* 日本酒

画像14

酔鯨酒造さんから、一升瓶10本をご提供いただきました。みんなの夢や学んだことについて、語らいながら美味しくいただきました。
一見多いと思われるかもしれませんが、どんどんなくなり、飲みだすと時間がたりません。会場が閉まる直前には最後はじゃんけん大会が開催され、持って帰って飲むという強者続出でした。(みんな飲むの我慢してたのか…)
本当にありがとうございました!

* 女子多し

画像15

参加者の方は6割くらい女性、4チームはすべて女性リーダーでした。ほかの会場では女子がここまで多いというのは珍しいらしく、はちきんパワーで高知らしい場になったみたいです!
もちろん男性もがんばってくれてましたよ!

最後に

画像17

StartupWeekendを高知に持って帰ろうと思ったのは、「課題先進県」と言われる高知で地元の人が地元の課題に気づき、自分ごととしてアクションを起こせる場を作りたかったからです。同時に、周りの環境や自分自身で自分の可能性を低くしてしまっているのを、体験を通じて突破できるようにしたかったです。

本当にたくさんの方に支えられて、実現することができました。これからも、コミュニティとして継続していき、上記のような場づくり、機会作りができるようにアクションしていきます。身が引き締まりました。

ご協力いただいたすべての皆様、参加いただいた皆様、最後まで読んでくださった皆様改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました!

また次回!^^

よろしければサポートお願いいたします。いただいた金額は活動に役立てさせていただきます。