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2020.5 保護者のための「GoogleClassroom」をつかったオンライン授業の体験会 に参加してみた

コロナの影響で実態と問題が明らかになってきた教育業界。ICTを使った授業のツールとして「GoogleClassroom」がありますが、その体験会があるということで参加してきました。

この会の紹介と参加モチベーション

ICTを使った教育については、TOSA EDUCATOR’S GUILD の野崎さん(のざたん)が「コロナだからオンライン授業が必要なのではない、教育のプラットフォームとして必要なんですよ」といつも言っていました。(Facebookでみてました)

確かになぁと思っていたところこのイベント。

「GoogleClassroom」使ったことがなくてどういうものなのか知りたかったし、先生が直々にやってくれるということなので、一人で調べるよりも実際の使い方が学べるかなと思って参加しました。私は親ではないのですが、ICT広めていろいろできるような人を増やしたいし、自分が高校生に戻ったつもりでクラス生活がどう変わるのかなぁということを考えてみました。

G Suite for Educationとは

G Suite for Education は教育機関向けに作られた無料の Google アプリセット。オンラインでもオフラインでも、いつでもどのデバイスでも作業を行えます。教師は、生徒にリアルタイムでフィードバックを提供したり、個々の生徒の学習状況を把握したりすることで、学習成果を高められます。

つまり、学校で必要なあれこれが G Suite を使ってここでできちゃう、というクラウドサービスです。しかも学校だと無料で。
私は普段G Suiteをよく使ってますが、もはやこれでなければ本当にめんどくさいと思ってますw

できること① お知らせやりとり

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Classに入ると「ストリーム」という所があり、ここにお知らせが流れてきます。学校で言うと教室の後ろにある黒板で、先生からのお知らせプリントが貼られているイメージです。
ここではSNSのタイムラインみたいに先生や学生・親御さんがお知らせを配信、それに対して「みました」とかコメントつけれます。資料配布もできるので、ワードで作ったお知らせ文章や写真などを共有することもできます。

学校からのお知らせプリントって、子どもの鞄の中でどっか行っちゃったりして、先生は結構苦労されているみたいです。そういうのが解消されますね!

できること② アンケート作成

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ちょっとした出欠確認など、アンケート機能がついているそうです。先生は質問と回答を作って、親御さんは回答する。クラスに対してのコメント、先生に対しての個別コメントがつけれます。

学校だと親御さんから必ず回答をもらわないといけないことなど、ありますよね。自分が高校生の時を思い出すと、「〇〇行事のご案内」みたいなプリントをもらって、A4の紙の上3分の2が説明、下3分の1が返信欄で、返信欄に書いて切り取ってそのペラペラをまた学校に持って行って先生に出してました。なくす、ぐちゃぐちゃになる、持っていっても出し忘れる。

これ使うとそういうことなくなります。スピードも早い。親御さん・学生・先生の負担かなり減ります。

できること③ 共同作業

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G Suite使っている方にはおなじみの機能が使えます。このクラスにいる人限定でファイルを共有しながら、同時編集ができます。学校でやるグループワークです。

体験会ではGoogleドキュメントにみんなで自己紹介を書きました。リアルタイムで人が書いているのが見えるので、「私ここに書くね」と言ったりとか、誰かが文字おっきくしたり画像を貼ったりすると、「何それどうやるん?(画像アイコン押してみる)あ、こうするのね」とか自発的にコミュニケーションや学びが生まれました。楽しいw

オンラインになると孤立したり、作業に没頭したりして学生同士コミュニケーションしなくなるんじゃないか、とかありますがきちんと使うと大丈夫。そこはツールではなく授業の設計次第ですね〜。

いいなと思った点 

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Google Educator Group というコミュニティもあり、ノウハウ共有やいろんな相談ができるそうです。高知にもあります。一人でやろうとすると大変なので、先生でチームを組んだり、学校を超えて協力できる場があるのはいいなと思いました。

また G Suite は仕事でも使うので、親子でこれに慣れておくと学校以外でも活用できます。

もっと広めていくためには?

こんなに便利で学生さん・親御さん・先生にとって嬉しいサービス。一方でなかなか導入が進まないそうです。なんで?

原因の一つとしては、「個人情報」「セキュリティ」「誹謗中傷コメント」「情報管理」「格差」などネガティブな意見があること。

もう一つは、大人にとってよくわからないこと。「聞いたことない」「慣れてない」「メリットを感じられない(知らないから考えられない?)」「こんな田舎でできるわけない」

どちらも大人の都合だなぁ…。子どもの順応力についてはいろんな人が語ってますし、今は格安SIM端末とかあってスマホからでも始められます。上記ネガティブポイントは全部解決できる機能がついていますし、今回みたいな丁寧な体験会も無料でやってくれてます。

だから(いろんな事情があるとは思いますが)大人がストッパーにならないようにしたいし、学校関係者じゃない人から「先生こんなのがありますよ、こんなことできるらしいですよ〜」って声がけをしていくのも効果的だそうです。体験会ほんまに有意義でした、親子・学校関係者(意思決定者)にもっと参加してほしいです。

最後に

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以前、「GoogleClassroom」はじめICTサービスを使いこなしている中学1年生の女の子と仲良くなりました。その子の情報収集力、アウトプット力、論理的思考と効率の良さは衝撃でした。私にいろいろ教えてくれました。

その子は都会のインターナショナルスクールの子でしたが、そうでなくてもICT活用教育(プラットフォーム活用)ができる時代です。環境(関わる大人)の違いによって成長の格差ができないように学校の外からも動いて行きたいです。

準備いただいたみなさま、ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました!

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