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「好き」は測れないし測らないでいい。

4歳になるムスメに「AとBどっちが好き?」と聞くとほぼ毎回必ず「どっちも」と答えてきて、何かいつもモヤっとするので「好き」ということをちょっと真面目に考えてみたくなった。

そもそも「好き」の大きさを測るのはとても難しい。
例えば「ラーメンが好き」という話をすると、どこそこのお店が旨いとか、どれだけ食べ歩いたかという知識や経験の量の話になりがちなのだが、その量と「好き」の大きさは比例しない。つまり数多くのラーメン屋さんを食べ歩き沢山のラーメンを食べてきたAさんとサッポロ一番塩ラーメンしか食べないBさんが同じように「ラーメンが好き」と考えるとき、Aさんのほうが好きが大きいということにはならないということだ。

むしろ知識の量が増えれば増えるほど嫌な面が見えてきて嫌いになってしまったり、経験すればするほど飽きてしまったりすることもある。「好き」は単純ではないのだ。

じゃあ、一体何が「好き」の大きさを左右する重要な因子になるのだろうか。。。なんてことを考えたんだが、これはなかなか答えがでないので友人との酒の肴にでもしようと思っている。

最終的には「どっちが好きか?」なんてことが愚かな質問なのであって、こんな質問をした自分が間違っていたと思うに至ったのだけど、ムスメがもう少し大きくなったら、将来恋人に「仕事と私どっちが好きなのか?」みたいな質問をされたときには「あなたに決まっている」と答えるべきということはしっかり教えておきたい、処世術として。


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