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いかにして「潜在的ニーズ」を捉えるか

 多くの人が「ビジネスチャンスがある」といわれるところに飛び込めば、当然のことながらレッドオーシャンとなります。
 他社が気づいていない潜在的なニーズを捉える方が高い収益を得られる可能性が高いです。それは誰もが認めるところであり、それではどうすれば次のビジネスチャンスである「潜在的ニーズ」を捉えることができるのでしょうか。

 それは「変化あるところにチャンスあり」です。変化があるから新たなニーズが生まれます。
 例えば、女性の社会進出によって従来男性がしていた仕事を女性がするようになれば、そこで新たな潜在的ニーズが生まれます。例えば道具の軽量化がそうです。
 下図(※1)のように女性の平均握力は男性の平均握力と比べて2/3しかありません。しかし、女性は男性と同じ道具を使って仕事をしているケースがあり、その道具を軽量化する技術が世の中に存在するなど想像もしないので「軽くして欲しい」という声は顕在化しないのです。
 もし、自社にその道具を軽量化できる技術があるとしたら、新しい市場を開拓できるチャンスになる訳です。

握力データ

 このように、社会の至るところで変化が起きている今、実は色々なところでビジネスチャンスが眠っているのです。
 ビジネスチャンスとは、自分達で掘り起こすものなのです。

 大事なことは、この変化の見極めができることですね。
 また次の機会で、この「変化の見極め」について書きたいと思います。

※1:文部科学省「平成20年度体力・運動能力調査」よりグラフは筆者が作成

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