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有意注意で抽象思考

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自分の周りで起こっている事を注意深く見ていると様々な法則がある事に気付きます。体験を注意深く見て自分の魂を向上させましょう。
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2023年6月の記事一覧

悟無好悪(さとればこうおなし)

生きていく上で、私達は様々な人やモノ、事件と向き合う事になります。つまり好きと思う事とそうでない事があります。どういう気持ちでそれらに付き合えばいいのでしょう。 悟無好悪(さとればこうおなし) 『人に対しても、あるいはどんな事に対しても先入観を持つ事なく、あるがままの姿を見る事ができれば、好き嫌いなどは無くなってしまう』という意味です。 人と人との関係はとても不思議でとても曖昧な縁で出来ています。夫婦になるのもそうです。同じ時代に生まれたもの同士が何かの縁があって出会う

人心掌握

組織を勝ち組に導くにはメンバーのモチベーションを高くする事とその為のリーダーによる斬新なアイデアの提案とその実行が大事です。 人心掌握 戦国時代きっての悪人といわれる奈良の松永弾正は実は一種の天才を備えた無類の歌舞伎者(異様な風体をして大道を横行するもの)でした。織田信長はこの男を高く評価していました。 松永は膠着している最前線で部下を心理的な緊張から解放する為に、たくさんの鈴虫を飼い育てたり、美味しい饅頭を作れと命じ、その饅頭を他の陣営に行って売りつけ、その収益を部下

固定観念について

人間は動物なのに本能的に自分を固定したくなります。なぜなら固定すれば動くより楽だから。どうしても考えがそちらに行ってしまいがちです。狩猟生活で移動を繰り返してきた人類がやがて田畑を耕し、家を造って定住するようになり生活が安定しました。これが固定観念の思考の流れにつながったみたいです。 しかし固定観念に囚われてしまうと周囲の変化に気付きにくくなります。サバンナに生きる動物たちは雨季と乾季で大移動します。自然界の動物たちはそうして環境の変化に対応します。 また日々の変化を良し

ストレスを減らす

家庭でも会社でも人間が二人以上居るとそこには様々なストレスが発生します。ではどうすればお互いに無理せずにストレスを減らせるのでしょう。 悪い所は修正する 自分の悪い所を見られるのは嫌だからなかなか心を開けない。でも誰にでもいい所、悪い所が有るものですから恥ずかしがることはありません。 素の自分を出しながら悪い所が見つかればその都度修正すればいい。悪い所を隠すのではなく修正する力を持つ事が大事です。とにかく心を開いて行動する事を惜しまない。損得を考えないでやってしまう。そ

子供目線

コロナ禍の騒ぎが一段落して、欧州に住む娘が孫たちを連れて一時帰国をしています。自分が幼かった時の記憶と子供達が幼かった頃の親としての経験から、幼児教育については、それなりの意見を持っています。 子供目線 『あれは ダメ、これもダメ』と言われると逆にそれをしたくなる事があります。それは大人も同じです。自分のやりたい事全てを否定されれば子供は親の見てない所でそれをやるようになります。あるいは『何を言っても認めてもらえない』とふさぎ込んでしまい五感を閉じてしまいます。 自発的

挨拶

挨拶は元々、禅の言葉です。相手の力量を測る為に問答を仕掛ける。これに対して相手はすかさず切り返す。このお互いに相手の力量を見定めるやり方の事を挨拶と言います。仕掛けた僧が知りたいのは相手の心の部分で今、相手はどのような心の状態にあるのか、一生懸命に修行に取り組んだ結果、会得したものの深さを知ろうとしているのです。そこを感じ取る事が一番の目的です。 家庭にて 長年連れ添った夫婦だから今更会話など必要ではないという考えは間違っています。長年連れ添った夫婦だからこそ日々の会話が

買い物

彼女が出来ると誕生日やクリスマスの時などプレゼントをするイベントに必ず遭遇します。いったい何を買えば喜んでもらえるのか女兄弟がいない男の自分には相談する相手もいません。そんな事で悩んだ記憶があります。時が経って、これは彼女が妻になった後も年に一度やって来る課題でした。中年になってから見つけた雑誌の記事にその時のアドバイスが紹介されていました。 買い物 彼女と一緒に買い物に行ったとします。買い物に行って何を買った、いくらだったという記憶は男性には残っています。ところが女性は