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営業の手腕

あるお客様で機器の入れ替えに行ってきました。

こんにちは、サラリーマンOBの谷です。

現場には担当営業、担当エンジニアそして営業サポートの私。

すでに両者はお客様に到着し、既存機から設定データ収集しているところでした。

全体のスケジュールが見えない

担当営業へデータ移行の有無を確認するもはっきりしない答え。
次の新しい機器に設定情報を引き継ぐのに重要なポイントなんですが・・・?

よくよく聞くと既存機は解体した後、新導入機が設定完了した後の搬出だったのです。
どうりで「のんびりしているな」と感じたわけです。

一通り既存機から設定データを抜いて解体も完了。

しっかりしろよ

新規導入機を設置して先ほど取り込んだ既存機のデータ移行を始めるとエンジニアと営業が何やら揉めています。
「設定ツールの機種選択プルダウンメニューに新規導入機種がない!」と慌てふためいています。

はい、やってくれました。
設定ツールのバージョンが古かったのです。

本来入れ替え作業の時、既存機撤収後すぐに搬出されることがほとんどなのですが今回は残っています。なのでもう一度データ収集するために営業が持参した設定ツールを使おうとしましたがこれも古いバージョンで使えません。

2回目の「マジか」です。

私は最新バージョンなので私が取り掛かろうとすると営業が「すぐダウンロードします。今ついでに最新のバージョンにしておきます。」とのこと。

おいおい、現場ですることかよ?

指示がない・できない営業

私は待っている間にお客様のPC5台分にドライバー設定することを伝えると担当営業は「ドライバ配布ツールで共有フォルダに保存します」と言われ待機となりました。

あとは受信データをサーバーに転送する設定ですが、これも担当営業が一人で設定しています。

そしてこのあとも順調に進むことなく、モタモタしたペースで作業が続きました。

順調に進まない理由

① 移行ツールのバージョンが古いまま(エンジニア、営業とも)
② 担当営業が指揮すべきことができていない。作業分担するための指示ができない。
③ 今回の作業の全体の流れの説明がない。
④ どの作業をサポートしてほしいのか?明確にできていない。

私がサポートで来ているのに「次は何すんの?」と聞かないと作業指示が出てこない状況で不明点を確認するとお客様に確認に行く始末。

今回に限らず、この様に「出たとこ勝負」みたいなところが見受けられますが現場でエンジニアが対応して事なきを得る状況が多々あります。

改善ポイント

① お客様の既存機はどの様に利用されているか?事前ヒアリングをしっかりする。
② 既存機と新規導入機と入れ替えた時の変更箇所の有無の再確認と合意をもらう。
③ 当日のスケジュールと対象PC台数を明確にする
④ 設定項目の再確認(既存機の利用状況把握と設定していても使っていない機能の洗い出し)

ざっと考えるとこんな感じです。

事前の段取りが当日の作業を順調にすることができるのです。


追伸
担当営業のオプション発注忘れもありました。

3回目の「マジか」


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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