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これがスマートグラス導入事例だ!

こんにちは、サラリーマンOBの谷です。

スマートグラスはすでに実用化されています

私が勤めていた会社では2019年から、
高速商業印刷機の保守作業用に導入されています。

今後は対応機種を順次増やしていく計画です。

どのように利用しているのか


お客様先で保守サービスを提供するカストマーエンジニアが
スマートグラスを使って、サポートセンターのスペシャリスト
から遠隔で支援を受ける形で使われています。

スマートグラス本体にクライアントソフトを導入し、
クラウド上のサーバーと連携することで
音声操作(音声で操作制御するボイスコマンド)や
ジャイロマウス(頭の傾きで操作制御)などで
完全なハンズフリー操作を実現している。

カメラ撮影した画像をサポートセンターで確認し、
対応作業の指示やスマートグラス上にマニュアルや
情報を表示させ、それを参照しながら保守作業も行える。

導入目的は

生産財である高速商業印刷機の保守において、
エンジニアの保守経験に関わらず
色々な条件下で即時に対応できるようにする。

熟練のエンジニアではなくても同等の
保守サービスが提供できる。

要するにエンジニアの保守経験値の差を埋め、
値提供品質のバラつきをなくし標準化するためである。

活用データ

活用データは
保守現場の映像や画像(静止、動画)、音声など


プリント画質の状況
機器の動作
異常音

従来リモートによる遠隔サポートでは
判別できなかったことができるようになった。

作業の流れ

1.お客様から修理依頼
2.お客様へ訪問前にリモートセンターから来歴データ受取、分析
3.訪問して状況確認
4.保守作業開始
5.スマートグラスでサポートセンターと連携
5-1.カメラ、マイクでセンターの技術者と共有
5-2.グラスにデータ、情報、マニュアルを表示
6.指示に従って作業
7.作業終了
8.終了報告、お客様先より退出

今後の展開(私の個人的見解)

オフィスに設置されている複合機はすでに
センターとリモート接続されており、
ログやカウンター管理されています。


このセンターとの連携で1台1台、個別の来歴情報が
スマートグラス上で即座に反映される日も近い。

また、交換部品や点検箇所のリストが
スマートグラス上に映し出され、エンジニアは
将来マニュアルを見ることがなくなるだろう。

そして、ピンポイントで最適なタイミングで点検され、
壊れる前の保守サービスが当たり前となり、
お客様は故障の電話をすることがなくなる日も
そう遠く無い。
(リモートメンテナンスで半分は達成できている)

スマートグラスを導入する企業はどう使うのか?

建築現場などの作業効率の改善目的で導入が進むでしょう。
(あくまでも私の個人的見解を書いています)
すでに導入企業が増加している内容もあります。

・両手を使う(職人、作業員、医療従事者)
・両手を使えると効率良くできる(同上)
・マニュアル参照などが頻繁に発生する仕事(保守作業要員)
・現場の状況を動画で撮影しながら指示を仰ぐ仕事(警察官)
・撮影者(カメラがスマートグラスにとって変わる)
・ドローンとの連携(災害現場、立ち入れないところの撮影)
・ドローンのリモコンがスマートグラスで代用される(眼球で操作)
・AR、VRのゴーグルタイプからスマートグラス化(普及の加速)
・eスポーツ、ゲームとの連携(アバター対戦)
・スマホの終焉(スマートグラスで事足りる時代が来る)
・行動の全てを録画(監視社会の浸透)
・スポーツ選手の動体視力トレーニング(レーサーなど)


などなど・・・


連携、強化が進み、今使われている物から

とって変わる日も近い?


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