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タイムマシーンについて

これは非常に重要かつ、私が今持つ最大限の憶測をここに記しておきたい。とある芸人さんが体現した話で、非常に興味深い体験談と共に、この話は昨今、量子力学、反重力、光の速度等の研究を生業としている人達に強力な一撃を食らわせるに十分な話であるから紹介しよう。霧がかった日の下北沢、その芸人さんが今から約20年前、おそらく2000年初期程に彼女と下北沢のラーメン店に入ったところ、店の中には大将と女性客の2名がおり、彼女とカウンター席に座ったその芸人さんは、彼女の分も含め、ラーメン2杯を頼んだ。待っている間、ふと後ろに掛けてある新聞紙を見ると日付が昭和20年代であった。さらに、よくよく既にいた女性客の足元を見ると、足が透けて後ろの風景が映ってしまっていた。さらに大将のいる調理場の奥には、白黒ノイズがブラウン管テレビに映っており、よくよく考えて、この時代に一杯180円のラーメンもおかしい事にも気付く。さらにラーメン自体の味がしないのだ。さらに大将の顔は青白く、一切の返事をしない。怖くなりその芸人さんは食べ終わると同時に勘定を済ませ、彼女と共にそそくさと店を後にしたという。更に驚く事に、一ヶ月後その芸人さんが同じ店を訪れた所、店は窓ガラスも割れ、中はホコリだらけでとても1ヶ月前まで営業していたと思えない程汚れていたという。これはおかしいと思い、近所の老舗不動産に聞いたら、そこは30年前から誰も店舗としては使用していない、という返事を聞かされた。その芸人さんは、遂に自分は昭和20年代にタイムスリップしてしまった!と恐れをなしたという。私が推測するに、おそらくこの話は事実だと思う。他にも数は少ないが、こういったタイムスリップ話は存在するからだ。し、か、し、私はこの「タイムスリップ」という体験については否定したい。正確には、「その芸人さんの生命の元となる、未知なる元素記号を持つ宇宙物質が見た、昭和20年代の記憶」が現在のその芸人さんの、ふとした意識の錯覚と混ざり、「自分は昭和20年代にタイムスリップした」と錯覚したというのがの実際の所だと思う。つまり、目に見えない、人間の元となる宇宙物質は過去を含め様々な現象を目撃しており、あるところでその宇宙物質は精子に入り込み人間となり、その人間は過去を思い出したという事である。即ち、昨今、アインシュタインの相対性理論や超弦理論、及び、素粒子が光の速度に達すれば、誤差により時間が歪む等の議論が成されているが、事、タイムスリップに関しては、人の意識がもたらす記憶の甦り!と言った方が正しい解釈だと思う。と同時に、この事から人間は、実際には過去には戻れない、時間を逆戻り出来ない!という事も言えるのである。そこには単に「過去の記憶」があるだけである。


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