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煩わしい中に、幸せあり。

夕飯の支度をしなければならないのに、「遊ぼう〜」と服を引っ張って、私を必死に連れて行こうとする娘。
「かかー(お母さん)着替える服持ってきてー」と自分で出来ることを頼んでくる息子。
その傍で山のように折り重なり、畳まれるのを待っている洗濯物たち。

あぁ。煩わしい。。。ちょっと静かにして。
ずるずるとネガティヴの渦にハマって、イライラがつのってくる。。

そんな時はイライラを爆発させる前に、
10年後の自分を登場させてみる。
10年後、末の娘も15歳。部活や塾で帰りが遅く、夫婦静かに食卓を囲んでいるのだろうか。
今煩わしいと思っている出来事を、しみじみと懐かしく思い出しているかもしれないな。

10年後の自分が、
今のこれを「煩わしい」ではなくて、「しあわせ」という感情で噛み締めていないと、勿体無いぞーと教えてくれる。

「行ってきます」と出ていって、
「ただいま」と帰ってくる子ども。
その身長が出かけた時よりも伸びていること、
学校で経験を積んで心も成長していることにはなかなか気づけない。
でもこれも、
卒業式にしんみりと感じるだけでは勿体無い。

旅行の時だけ家族っていいなー。幸せだな。って思うのでは少なすぎる。

毎日していることの幸せもじっくりと感じないと。
(今から娘の髪を結ぶぞー。ほら、これは幸せな時間!)
とその幸せの時間の始まりを意識して、味わいながら結んでみると、
その時間がただ流れていくことなく、
時には泣けてくるほどに、しみじみと幸せを感じられる。

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