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他人と比較することをやめれば幸せになる(その1)

今日でゴールデンウィークもおわり。みなさんはどのような休日を過ごしていましたか?

平日休みだから連休なんか関係ない!という人もいるでしょうし、休みだけどお金もないしのんびり過ごしていた。という人もいるでしょう。

ニュースなどでは海外旅行していた人たちの帰国ラッシュがはじまり、羽田や成田などの空港では帰国して明日から仕事ですよ!という人たちのインタビューでにぎわっている。

若い頃GWは普通に連休だった私だが、お金がないこともあって海外旅行どころか金のかからない自転車の旅などして時間を有効に使っていた。GWに海外に出かける人はセレブ。勝手にそう考えていた。

お金がない場合の自己処理として大きく分けると二つある。ひとつは金を稼ぐ方法を考えること。もうひとつは金のかからない趣味や過ごし方を考えること。

今回はどちらの話でもなく、心が貧しくならない方法を考えていきたい。他人を恨まず自分を落とさない方法を。

他人と比較しない


子供の頃、私の父は口癖のように

「よそはよそ、うちはうち。」

ということを強調していた。
たとえば私が駄々をこねて、おもちゃを欲しがっていたとする。◯◯くんは持っているのになんで僕には買ってくれないの?
こんなことは子供時代誰もが経験しているのではないだろうか。
そんな時、父はこの発言をしていたのだ。

子供時代の私には当然納得はできない。しかし自分で働いて金を稼ぐ大変さを知った今なら、痛いほどわかる発言だ。

父は20代前半で結婚して私を育てていたため、同世代の人たちより自由がきく金がなかった。収入も少ない。残念ながら世界中の人全員平等ではないのだ。

子供には現状を受け入れる判断ができない。いや、子供でも判断できる子はたくさんいる。親の収入が少ないとわかれば、私立の高校受験しようとしたところ、いや公立にしようかなと考える中学生は結構いる。私もそうだったからだ。

つまり「よそはよそ、うちはうち。」が理解できれば、自分の生きる道がわかるのだ。妥協かもしれないが、誰もが納得している。

高校に入学すると他人と比較することの無意味さがよーくわかるようになる。バンドブームがやってきたのだ。
BOØWYやBUCK-TICK、X JAPANなどが次々と出てきた。同級生はそのコピーバンドを結成し、女の子たちの注目を集めたのだ。

学力も容姿も別に負けてないし、運動能力は私の方が良かった。でも女の子たちの関心はみんなそちらだった。彼らの音楽は好きだったが、バンドに参加しなかったことにより女の子と仲良くなるチャンスがなくなってしまったのだ。

金と異性。これは他人と比較すると、自分が負けていた時にものすごく嫉妬する。場合によっては恨むこともある。自分の恵まれない環境だけでなく、恵まれた同性を恨み出すのだ。

これは今のネット社会でリア充やイキってるSNSをやってる人に誹謗中傷する姿と酷似している。挑発する行為をとっているポストをする人もたまに見るが、たいていは悪気もなくただ現実をアピールしているだけだ。

子供の頃金持ちの子に生まれた◯◯くんがいとも簡単に欲しいおもちゃをGETしたシーンを、大人になってもフラッシュバックさせられてしまうのだ。

SNSでリア充アピールする人も金持ちの息子も悪くはない。いや、恵まれない私も悪くはない。この二組を比較する人間が悪いのだ。

「恵まれない私」という表現も比較前提だからおかしい。比較しなければ恵まれないという発想にはならない。

私が他人と比較しなくなったのは、20歳過ぎてからだと思う。高校生の時のバンドブーム野郎に嫉妬してしまい、迷走してしまったからだ。しかし成人してから比較しないことで前向きに幸せなことが起こるようになった。次回はそうなってからのエピソードを紹介したいと思います。

(その2へつづく)

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