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dele

結論から言うと命に別状はなかったのだが、昨日は夫が突然、不吉なことを言い始めた。
「帰りの電車の中でふと思ったんだけど、俺が死んだら口座とかパスワードとか黒革の手帳に全て書いてあるってことを言わなきゃと思って」と。

そもそも夫が何故このような思考になったかといえば、発端は幼児の息子に引っ掻かれた首の傷が腫れ、なんだか頭もボーッとするし体調がヤバいかもしれない!と思ったらしい。

結果、病院に行ったら帯状疱疹と言われ、もちろん命に別状はなかったとのこと。

無事で何よりだが、勢い余って私もヘソクリのことを話してしまった。大火傷を追ったのは私の方かもしれない・・・

いつもは「ちゃんとしろ!」と叱咤するのはもっぱら私の方だけど、実は夫の方が自己管理がきっちりとできていたのである。

私はといえば・・・iCloud、複数あるSNSのアカウント、あちこちで販売している作品の数々、フリマサイトに俳優さんのFCに買い物サイトにメールアドレスに・・・と登録しているものは把握しきれない。しかもその都度ログインIDやパスワードがちょっとずつ違ってたりするので「ちゃんと書いておいてね!」と言われたってできっこない。このnoteもそのひとつである。

山田孝之と菅田将暉が出演していたドラマのdele(ディーリー)を思い出した。
生前のデータを消去する仕事を請け負う会社の話なわけだけれど、全て消してもらいたいという気持ちも無くは無いけど、やっぱりこの世のどこかに自分の痕跡を残しておきたいなっていうのもあったりする。
それってエゴなのかな?
残された方は迷惑なのかな?

データだけじゃなく、モノもそうだな。いつか使うは二度と来ない!をモットーに、断捨離しなくっちゃー!


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