デザインが分かると世界はこんなに面白い【街中広告編】
あなたは普段、何を見て何を感じて何を考えていますか?
あなたと同じモノを見て、同じ事を感じ同じ事を考える人はこの世に1人としていません。あなた考えはあなただけの特別なものです。
知識が増えると視点が変わる
何かを見て、何かを考えるためには知識が必要です。美容師であれば街行く人の髪を見て、ハサミの入れ方や染め方などが思い浮かび、建築家は家を見て建て方や大体の値段なども分かるでしょう。本当はこうしたかったんだろうけど工数の関係で削った?など裏側の事情まで読み取れるかも知れません。
知識が増えると見る視点が変わり、街を歩いているだけでもインプットが出来るようになります。そして楽しみも増えます。
広告はこう見ると面白い
今回は「広告」を見てみます。
街中や電車内でこの記事を読む人も多いと思うので暇潰しの手助けになれば嬉しいです。
広告界の「3秒ルール」
「広告は目に入ってから3秒で決まる」という格言があります。3秒間で何が決まるかは諸説ありますが、僕はこう考えています。
1秒:ぱっと見で自分に関係あるか無いか判断
2秒:キャッチコピーや画像を見る
3秒:詳細まで読むか読まないか判断
とてもシビアです。デザイナーが頑張って描いたとしても1秒しか見られない事が多くあります。
デザイナーやコピーライター達は、この3秒の壁を超えるためにしのぎを削っている訳です。
デザイナーの意図を読み解くゲーム
この3秒ルールを逆手にとってあるゲームをしてみると面白いですよ。
今あなたから見える広告に目を向けてみて下さい。街中や電車内の中吊り広告などは分かりやすいですね。そして3秒間見たら目を閉じるか別のところを見て下さい。
何が描いてあったか覚えていますか?キャッチコピー?商品の写真?はたまた可愛い女優の顔?筋肉ムキムキなイケメン?
あなたが今の3秒間で覚えたその内容が、デザイナーやその会社が1番伝えたい情報やイメージ(のはず)ということになります。
まとめ
いかがでしたか?これから出かける時はあなたも広告を目で追ってしまう筈です。そしてどんどん良い広告と悪い広告が判断できる目が養われていきます。
デザイナーはこのように普段からインプットして審美眼を養い、実務に活かしています。
実際には、レイアウトやタイポグラフィ、トリミングや配色など、もっと細かく見てると思います。
自分は街歩いててここが気になるよ!や、こういう視点で見ると面白いよ!などあれば是非教えて下さい!
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