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モンハンの新境地!! モンスターハンターワールド【ゲーム感想】

これまでのモンハンとは桁が違う・・・

これは私が本作を遊んだ率直な感想だ
それは9年ぶりの据え置き機専用タイトル故のグラフィックの向上やフィールドのオープンワールド化などという半端なものではなく、
『ゲーム性』自体が新しくなっている正に新作と呼べるタイトルだった。

私のモンハン経歴はPSPで2nd,2ndG,3rd(合計700時間くらい・・😨)
その後Wiiのtri、そして3DSでMH4を遊んでいる。

私の学生時代はモンハンが社会現象レベルで流行しており、クラスの男子の半分くらいは遊んでいたと思う。
私もハマって友人と放課後に家に集まってモンハンを絶えずプレイした記憶がある。
特にPSPでのオフラインマルチは非常に中毒性の高くプレイを辞めた理由はPSPが壊れたからであり壊れなければ永久に遊んでいたかもしれない😨😨

その後Wiiや3DSにコンソールが移っても遊んだし3DSはモンハンをプレイするために購入した。
しかし、MH3rdあたりで薄っすら感じていたマンネリ感が3DSで顕著に感じられ、ついに新作が出ても買わなくなった。
それは私だけでなく周りの友人たちも同じだった。

本作ではそのマンネリからついに脱却していた。
本当の意味での新作となっている。

・作り込まれたフィールド

本作をプレイして何より驚いたのはフィールドのありとあらゆる「もの」に触れることができるところ
森の中が特に顕著で木の実はもちろん、その幹あるキノコや岩に張り付いている苔、川に泳いでいる魚も捕れる、その辺にいる小さな虫や小動物も捕まえることができる。

捕まえた小動物は自宅に持ち帰ってペットして飼うことができる

さらにフィールドには生態系も存在する。
大型モンスターにはヒエラルキーが存在しフィールドを探索しているとモンスター同士の縄張り争いをみることがある。
モンスターとの闘いでは木から垂れているツタを使ってモンスターの背中に乗ったりスリンガーと呼ばれるパチンコのようなもので岩を落としてひるませることができたりと環境を利用した戦闘が可能だ。
他にも様々な要素がありフィールドがとても作り込まれていた。

本作のキャッチコピーは「狩れ。この生ける大地と共に」
決してオープンワールドとしては広いとは言えないが、その分密度は濃い
「生ける大地」とは本作で作り込まれているフィールドのことで
プレイヤーは大型モンスターが存在する世界でハンターとして生活していることリアル実感できるゲーム体験になっていた。

・ハンターライフシミュレーター


本作のジャンルを私なりに定義すると「ハンターライフシミュレーター」といったところだろう。
上述した丁寧に作り込まれた世界にプレイヤーは大型モンスターを狩猟するハンターとして生活をはじめる。生ける大地に降り立ったハンターのアクションは必ずしも爽快なものとは限らない。
本体のリアリティの演出はアクションにも与えられている。


私が本作で主に使用した武器は大剣だったのだが

この挙動が非常にリアルだった。
普段のCAPCOMのアクションゲームであればこんなバカでかい剣でもブンブン振り回す爽快なものになるが、本作でこの武器のモーションは非常に遅い。
武器を構えると腰を落としいかにも重そうに構える。
構えると走って移動することはできず、攻撃するときも本当に重そうに振り下ろす。

(ちなみに片手剣という小さい武器では爽快なアクションも味わえる)

本作はアクションゲームとしての爽快感という楽しさの追求よりもシミュレーションゲームとしての楽しさの追求していた。
そのため私は本作のジャンルをハンターライフシミュレーターと呼んでいる。

●総評

これまでのモンハン作品の最大の魅力はマルチプレイにあった。
私も恐ろしい時間を友人と共に過ごした。
しかし、その魅力を売りし続けた結果、マンネリ化が起こり私含め多くのプレイヤーが離れていった。

本作ではこれまでのマンネリを一新しソロプレイにフォーカスしているように感じる。

ゲーム中救難信号と呼ばれる気軽に他プレイヤーを招待してマルチプレイできるシステムがあるのだが私はそれをほとんど使用しなかった。
それは、本作の作り込まれた世界で生きるハンターとしてのロールプレイが崩されるのが嫌だったことと、相棒である受付嬢やネコと一緒に調査団として未知のモンスターの生態を調査する物語に夢中になっていたからだ。

ちなみに、私は未プレイなのだが追加DLCである「MHW アイスボーン」ではマルチプレイを楽しむためのDLCとなっており、従来の楽しみもしっかりと味わえるようになっている。

その結果本作はシリーズ作として初めてThe Game AwardsのGame of the Yearにもノミネートされるほど世界で評価され、紛れもない最高傑作となったのだ。

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