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横浜ゴルギアス①

プラトンの「ゴルギアス」を読んでいる。

ソクラテスがなんだか賢そうでみんなに支持されているゴルギアス、その弟子ポロスとアテナイの政治家カリクレスと議論を交わす。

気になった箇所+感じたこと

反論はされた方がいい 間違いから解放されるから
反論のない生活は心地良いがそれなしに正しい道を歩むことは難しい

説得力があるからと言って知識があるわけではない
知識がある人よりも、知識があるように見える人の方が人気がある
ハンバーガー屋が歯医者に裁判をかけた時、子供の裁判官ならば必ずハンバーガー屋を勝たせるだろう

証人が多数いるとか一人しかいないとか真理においてなんの関係もない
国民の何%が… アメリカのナントカ大学が… セレブ愛用の… 
これよりも、話をする目の前の人に証人になってもらうよう努力する


不正はバレた方がいい 救われずに生きるよりは
過ちを犯した時、バレずに済むのは瞬間的な快楽であり、バレてしまい裁かれるのは長期的な善となる 悪から這い出すには裁かれる以外にない

「今仮に」の言葉のお化けで脅すつもり
仮にあなたが罪を犯したとする 病気になったとする 家族に迷惑をかけるかもしれない それらの言葉を投げかけるものはお化けがでるかもよと脅す子供と同じ

病気にならないに越したことはない でもなってしまったら苦痛でも病院に行くべき それは罪も同じ 
罪を犯さないことが最善だが犯してしまった場合は如何に取り除くかを考えなければならない

節制は妬みからくる正当化なのか 欲望を最大化しつつコントロールするのがいいのか?
節制が幸せなら石や屍が幸せということになるのか?

生とは死であり、死こそまことの生
身体(ソーマ)は墓(セーマ)

魂の終着点が肉体

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