今の仕事に納得できない人は、人生で碇を下ろそう
この記事を読んで欲しい人
以下に該当しない人は、この記事はあまり参考にならないので、読まなくても良いです。
今の仕事を続けますか?と聞かれて、以下のように感じる人
- 生活のためには続けるしかないが、本当はしっくりきていない
- 将来は、違う仕事をしている気がするが、次にどんな仕事を選んだらうまくいくか決められない
- 世間って厳しいから、なんとか成り立つ範囲で楽しめたら良いと思う
- 〇〇さんのような暮らしに憧れるが、自分はダメダメだし。と感じる
- 今の仕事を続けても、人生が無駄になる気がする
努力内容と、やってみてどうですか?と聞かれて以下のように感じる人
- 自分発見のために新しいことを挑戦するがすぐに飽きる
- 色々と資格を取っているが、どれも活かしきれずに終わってる
- 将来のために技術を磨く努力してるが、どう活かすかは見えていない
- 節約を工夫しているが、息が詰まる感じがする
- 何かあったときのために、色々と保険を掛けたが、これだけで良いのだろうか?と感じる
- 事前にリスクを察知したいから、ネットや本などで記事を読みあさっているがいざとなるとどうしようと思っている
長く働いて感じる不満と転職
こんにちは、澤田寛明です。
今回は、社会にでた方が一度は感じたことがあるだろう「仕事への不満」と「その解消法」について書きたいと思います。
多くの人は、社会人3年目を過ぎ、仕事に不満が出る方も増えてくるでしょう。
そこで、転職を考えるだけに止める人、転職する人、何度も転職を続ける人と次の行動は様々でしょう。
僕が気になるのは「人生の幸福度、納得度」です
ちなみにリクナビによると、退職の本音のランキング10は
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)
参考URL: https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/4982/
また、30代では2回以上の転職経験者が3割にものぼるそうです。
ところが採用企業側は、転職回数が3回以上になると「気になる」とも応えているそうです。
参考URL: https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5883/
僕が気にしたい点は、転職回数が多いことでなく、転職者の納得感や満足感です。
何度も転職をする方の事例で見ると、
「転職回数が多い」
「30代を超えたから」
など転職不利な立場で
「今の職場は最高ではないが、仕方がないのでここで一生働きます」
と言う語るケースが気になります。
なぜって「諦めて働き続ける」と言う状態は、一生のストレスですから。
納得のいく仕事を見つけ出すためにはどうしたら良いのか?
それこそが「人生で碇を下ろすこと」です。
シンプルに言うならば「自分を定める」こと。
「人生で碇を下ろすサイクル」
1、自己理解
2、他者理解
3、自分の存在意義を見定める
4、周囲を喜ばせる
5、周囲からのお礼をしっかり受け取る
を繰り返し、繰り返してステージを上げていく。
上記を見て、「小難しいことが始まった・・・と嘆く方」こそ今ここで自分の核心に迫るところをはっきりさせていくために、取り組んでいただきたいと思います。しっかりお手伝いしますので!
「人生で碇を下ろすサイクル」を見て、今の自分にとって課題だと感じるところから始めていただきたいですが、人によっては自分はすでに完了できていると思っている箇所すら未熟でそこができていないからつまづいているケースもあるので、改めて一つ一つを入念にやっていくと言うこともお勧めします。
過信は盲信を生むので注意です。
また、「人生で碇を下ろすサイクル」は一回やったら終わりでなく、何回もやります。
最後に「自分には人生でこれを中心に活動していくぞ」と心の底から定まっていくまで繰り返します。
「人生で碇を下ろすことが難しい原因」
さて、上記の「人生で碇を下ろすサイクル」の内容は、よく耳にすることも多いかもしれません。
ですが実際に自分が納得のいく生き方が定まっていない事実があります。
その原因が、人生観として、
「人生ってこうでしょ」とか「世の中ってこうでしょ」
と思っている、大前提のところでつまづいていることがあります。
人生や世の中ってこうでしょの事例
- 自分が納得できる上司や職場の人間関係がある会社に入社したら成功
- 条件の良い会社に入社できたら成功
- 会社が暮らしを保証してくれる
- 会社が自分の希望通りの成長の機会をくれる
- 今の自分が満足できていないのは、職場環境が悪い
- 世渡りや生きることが難しいことと思っている
- 自分が無力だと感じている
中には、自分が想定していた内容のものもあったでしょうか。
そして、これを客観的な視点で読んでどう思われますか?
人生がうまくいくかどうか?を気にしていたり、
それが状況や環境を周囲が整えてくれたらうまくいくとか、
自分一人では無力だから何もできないでしょとか、
そんな発想を基盤としている感覚があるようです。
また、本記事の冒頭に書いた、退職の本音ランキングも客観的に見ると「他人や環境に向けた不満が多い」と言えませんか?
不満に感じる気持ちは否定しません。
不満をきっかけに、これまでと人生観や価値観を変えて生きる方へシフトする可能性があるからです。
ただ、不満を感じても、自分を見直さずに「納得のできる環境を求めて転職を繰り返す」のはストップをかけたいです。
そもそも、自分の期待をゼロから聞いて、それを叶えるために社長や上司が環境を設定してくれる会社などないですから。
重要なのは、「自分が本当はどうなりたいか?」「自分が本当はどんなことをやりたいか?」です。
これが定まらないからできないんだ!とここでお叱りを受けてしまいそうですが(苦笑)
ですが、今日からは「今度こそ、自分が本当はどうなりたいか? どんなことをやり生きていくか?を定める」と心に誓っていただきたいです。
さぁ、人生で碇を下そう
「人生で碇を下ろすサイクル」を一つずつ進めていきましょう!
大切なのは「初めからうまくやろうとしないこと」です。
採用面談や、職場で求められることの大半が
「仕事だからミスなくやれ」
「一定の品質を保てないとダメ」
「しっかりやれ!」
などで、叱られながら、取り組んでいく感覚でしょう。
僕はこの周囲の評価が「人生を自分らしく生きられない要因の一つ」と捉えております。
ここでは、「うまくできる」よりも「なんか好きなんだよなぁ」と言う感覚を重視して進めていただきたいです。
1、自己理解
本記事で扱う自己理解の範囲は、
- 自分の興味ポイントやその範囲
- 自分の持つ知恵
- 自分が望む理想的な状態は何か?
- 人生に隠された使命を見出す
最初に取り組むことにお勧めなのは、「人生の棚卸し」です。
この結果、自分の興味や、身につけてきた技術・知恵がわかるだけでなく「隠された使命」を見出すきっかけにもなります。
この「隠された使命」こそ、人生の過去・現在・未来に一貫した活動の動機であり、人生の目的です。
自分が想像する世の中は本当はこう言う状態にしたいと言う理想象
さらに「人生の棚卸し」の中では、自分が理想とする世の中を語るカケラが出てくるでしょう。
また、「隠された使命」を解き明かした後でそのカケラを見直すと、自分の役割と、仕事上のポジショニングなどが見出せます。
人生の棚卸しを取り組んでみましょう
https://note.com/hiroakisawada/n/n19f293a4c30d
https://note.com/hiroakisawada/n/nf298f35e3ed8
https://note.com/hiroakisawada/n/n25a6bc09af6e
2、他者理解
本記事で扱う他者理解の範囲は、
- 自分の身近な人である、家族、上司、先輩、同僚、友人を対象とする
- 自分の身近な人の性格、得意なこと、苦手そうなことを理解する
- 自分の身近な人の会話の癖を理解する
- 自分の身近な人の捉え方の癖を理解する
- 自分の身近な人の望みを理解する
- 「身近な人」から始める
- 自分の幸せは、周りの人が幸せだと、幸せ感が高まる
ハーバード医科大学のNichlas Christakis 氏とカリフォルニア州立大学サンディエゴ校のJames Fowler 氏の研究によると、「周りが幸せな人は、幸せになる」と報告されています。
自分が幸せに最初になる形もありますが、自分が周りを幸せにしていくことで自分が幸せを手にする形も狙っていけます。
なので最初に、自分の身近な人の望みを正確に理解できるところまで持っていきたいのです。
他者理解力の成長という観点から見ると、リアルに接すること身近な人から、気付けることはたくさんあります。
また他者理解の度合いを高められるほど、自己理解が進みます。
さらに、身近な人のことがわかるほどに、すぐに自分の行動に反映できるので、早い成長を促せます。
どう磨くか?
僕自身が他者理解の力を高めた努力ポイントは、
- 素晴らしい人間関係を築いている方に教わる
- 本を読む
- 実践
中でも、人に教わるのが一番的を得た気付きが多かったです。さらに、本の中には周囲の人に聞く以上に得られる観点や知識、技術がありましたので、これも侮れません。
そして、最後はこれらを自分が身につけてこそ、他者理解を深められますので、実践も重要視してくださいね。
ここでは、具体的には扱えませんが、別の記事で書いていきたいと思います。
3、自分の存在意義を見定める
本記事で扱う自分の存在意義というのは「自分の持っているもので周りを喜ばせられる可能性」です。
自分が持っているもの
- 知恵(経験値や技術など)
- 能力(自分の長所。人よりもうまくできるなど)
- 才能(すでに活かせるものと、これから育むもの)
※持っているモノは道具なので何のために道具を使うか?で価値が決まるのでここに含めません
どういう役立ち方をするか?の関わり方を決める。
他者理解の結果で「相手が望むもの」がわかったら、それを自分の持っているもので役立てるものを特定していきます。
考えていく感覚は、例えば「お誕生日サプライズパーティー」を考えるように、子供心で楽しみながら相手に喜んでもらえることを想像しながら、進めていきましょう。
4、周囲を喜ばせる
端的に言えば、実際に周囲を喜ばせる活動を始めます。
3までで考えてみたことを実際にやってみて、身近な人の反応を見ます。
最初はお金のことなど考えずに取り組んでみたら良いです。
その結果、身近な人が喜ぶのか、いまいちな反応をするのか?そして、それをみた自分がどう感じるか?を気にしていきます。
うまくできなかったときに、必要以上に落ち込む必要もありません。
だって、初めてやる時は誰もが下手ですから。
それよりは、実際にやってみて、
「もっとうまくなりたい!」とか「これは取り組んでいて楽しいな」と感じたら続けます!
「やってみたらこれ以上は興味ないな」とか「意外と好きじゃなかった」という感じがあればやめて次の形を模索しましょう。
「自分には向いてないな」という感想は、要注意でもう少し継続で取り組んでみたほうが良いことがあります。
この辺りの判断はケースバイケースのこともありますので、本当はマンツーマンで一緒に判断したいところでもあります。
5、周囲からのお礼をしっかり受け取る
この5つ目を、あえてなぜ含めたのか?というと、相手からのお礼を受け取ることで自分の次の役立ちたい気持ちの栄養分となるからです。
僕自身が「人生で碇を下ろすサイクル」を取り組んだ時は、無料で周囲に役立ち始めたのですが、相手のお礼をそのまままっすぐに受け取ることに非常に抵抗感がありました。
ですが、無料奉仕でずっと続けるのは限界があるとも感じていたので、意を決して受け取るようにしたのですが、自分の役立ちを実感できたと同時に、もっと高めて、次により良い形で提供できるようにしたい!と意欲が出てきました。
無料だけで続けていた時は、毎回じゃないですが、
「見返りがあったらいいのにな」という気持ちだったり、
「本当に実のある役立ちになったのかな?」という空を掴む感じ
でした。
ぜひ、受け取ることにもチャレンジをし、その時の自分自身がどんな気持ちの変化になるのか?も感じ取ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、
「人生で碇を下ろすサイクル」
1、自己理解
2、他者理解
3、自分の存在意義を見定める
4、周囲を喜ばせる
5、周囲からのお礼をしっかり受け取る
を繰り返し、繰り返してステージを上げていく。
をみていきました。
継続的にやればやるほど自分の碇を下ろすことができ、嵐の大海原のような不安定に揺れる環境でもどっしりと構えていられます。
この記事で詳しく書ききれていない箇所については、また別の記事でどんどんと説明したいと思っています。
世の中に対して個人的なビジョンについて
これからの世の中がどうなっていくのか?を勝手ながら想像しまして、それを記事にしました。未来の世の中の情報が欲しい方や、起業に少しでも興味がある方にはおすすめです。
いただいたサポートを最大限活かし、読者の方が一人でも多く、少しでも理想に近づける様な記事を書くための活動費に当てさせていただきます!