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アメリカで撮影中に想定外のハプニングが発生か!?

アメリカ滞在記の第7話はポートランドで映像を撮影した日のことを書いていきます。

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はじめての教材制作 in USA

前日は私の通訳を担当していただいたブラウン先生の車でシアトルからポートランドに移動し、

ポートランドに到着後は、アメリカに私を招いてくれたボブ先生の自宅でホームステイ。

ポートランド最初の朝は少し曇ってはいるものの晴れ間が見えている天気。

ボブ先生の家の周りは緑に囲まれていて、樹木の呼吸が夜に降った雨の匂いを漂わせ、静かで落ち着いた雰囲気でした。

この日の予定は、朝から夕方までアメリカの医療従事者向けの教材販売や物販の事業をしている「Blue Poppy社」で教材の撮影を控えていたので、

閑静な朝の空気の中、どことなく緊張感もある不思議な心境だった記憶があります。

いざ出陣

ブラウン先生の車に乗り込み、美しく紅葉した街路樹をくぐり抜けるように車はBlue Poppy社へ。

会社の駐車場でボブ先生と合流した後は、ボブ先生がよく行くお洒落なカフェでモーニングを食べました。

ここのカフェのオーナーは石が好きらしく、色んな種類のパワーストーンのような石が店のあちこちに置いてあり、独特な雰囲気でした。

コーヒーを啜り、オートミールをもしゃもしゃ食べながら軽い打ち合わせをしていると、いよいよ頭が覚醒してきて本番間近なテンションに。

いざスタジオへ出陣です。

はじめての撮影 in USA

Blue Poppy社に到着してまず驚いたのは、
「ここはどこかの工場か!?」
と思うような敷地の広さです。

ところが中に入ると、アメリカンな空間に東洋の家具や置物などがたくさん置いてあって、摩訶不思議なオリエンタル感。

撮影スタジオに行くと、ボブ先生の生徒が3人いて、その中の2人はアメリカ在住の日本人でした。

映像の撮影を担当してくれたのはジョセフという背が高いアメリカ人で、どのように撮影を進行していくのか打ち合わせをして、

・私は基本的に日本語で講義をする
・ブラウン先生はカメラの背後に位置して、私の日本語を英語に通訳して音声収録

という流れになりました。

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順調に撮影が終わるのかと思いきや・・・

アメリカのスタジオで、全てが初めての体験となる撮影で緊張を感じながらも、ここまで来たらもうやるしかない。

冒頭の挨拶は私の希望で英語で話すことにしたのですが、緊張で思ったように英語が話せないのに少し戸惑うものの、人間の環境適応能力は大したものです。

時間の経過とともにノッてきて、冗談を入れられるぐらい楽しくなってきました。

無事にコンテンツの半分以上を収録し、少し遅めの昼食を買いにスタジオにいるメンバーと外出。

いかにもアメリカらしい光景の、たくさんのフードトレーラーが並んでいる場所で弁当を買い、スタジオでみんなでワイワイ話しながらランチタイムを楽しみました。

腹ごしらえがすみ、さあ撮影をしようと皆でスタジオに戻り、ボブ先生の生徒がお茶を飲もうとポッドの電源を入れるとハプニングが発生!!!

スタジオが停電したのです。

「いやいや、停電のどこがハプニングなのさ?」
と思ったかもしれませんが、ちょいとお待ちください。

BluePoppy社の敷地は広く、ブレーカーがたくさんあって、スタジオのブレーカーがどこにあるのか働いているスタッフも知らなかったのです。。。

(複数のブレーカーがあるので、撮影スタジオ以外の部屋は電気がついていた)

そんなわけで、部屋が真っ暗では撮影ができないので一旦中止。

BluePoppyの社員総勢でブレーカーのありかを探すものの、広い敷地なので見つからない。

1時間以上が経過して、これじゃあ埒が明かないので、

建物を管理している会社に電話をし、ブレーカーの場所を知っているメキシコ人に来てもらい、電気がついたのは夕方4時20分

予定より終了時間が遅くなったけど、事情が事情なだけに仕方がない。

これから気を取り直して撮影を続行するかと思っていたらドッコイ。

次はカルチャーの違いに直面することになったのです。

家に帰らなあきまへん・・・

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「よし撮影するぞ!」

と奮起して再び白衣を着て準備をしていると、撮影を担当しているジョセフが申し訳なさそうな顔で、

「ヒロ、本当にすまない。あと40分ぐらいで撮影を終了したいのだけど、できるかな?」

ときいてきました。

コンテンツは2/3ぐらい撮影済みだとはいえ、こちとら、どんだけ急いでも90分は時間がかかる内容がまだ残っている。

なので、

「40分はどう頑張っても無理だね」

と返答すると、さらにジョセフは申し訳なさそうな顔をして、

「実は妻が四十肩で、ベビーシッターさんが6時に帰ってしまうから、どうしても帰らないといけないんだよ。本当にごめん」

とのこと。

そこで撮影をどうするのか皆でミーティング。

なんせ、私は3日後には日本へ帰国するし、それまでは朝から夕方まで2日間のセミナーがある。

幸い、セミナーで教える内容が映像の内容と同じなので、

「セミナーの一部をジョセフに来てもらって収録できないか?」

と提案をするも、ジョセフは他の仕事がすでに入っていて来れないとのこと。

行き詰まった空気がスタジオに流れ、皆でどうしようかと話していると、ハンディーカメラを手に持っていた古谷社長に、

「マサ(古谷社長)、よかったらキミがセミナーの日に撮影してくれないか?」

と、まさかの無茶ぶりが(笑)

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古谷社長は日本でカイロベーシックという治療家に向けた教材を販売会社をしている会社の代表で、今回の渡米に同行。

渡米中におもしろい動画が撮れる可能性があるかもしれないと思い、

念のため「ハンディーカメラを二台」「ピンマイクを二本」を持参していたのです。

ただ、古谷社長は会社を創業時は自分でも撮影はしていたものの、

現在は会社には撮影クルーがいるため、ここ何年も自分で撮影をすることはしていない・・・。

しかし、「それはいいアイデアだ!」とスタジオは盛り上がり、

撮影を拒めるような雰囲気ではなかったため、社長は若干混乱しながらも撮影を担当することを承諾。

スタジオでは、「ここからはセミナーの様子をご覧ください」というカットと、

最後の挨拶を収録を30分ぐらいの残り時間で収録して、他のコンテンツはセミナー2日目の朝と、セミナー前半に撮影するという方向性で話はまとまったのでした。

日本であれば、たとえ家庭の事情があっても、何とか撮影を続行する方向になりそうですが、家庭を優先するカルチャーが日本より強いアメリカならではの展開でした(笑)

そもそも、教材の撮影が決定したのが渡米する1週間前で、それだけでも私にとってはハプニングでしたが、それに加えて今回のハプニング。

もうこの頃には、予測不能な状況をその場その場で対応していくのに慣れてきました。

こういう生き方を「Street Smart」というのですが、その力を培えた時間となったのでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

私のセミナーとDVDが、全米の医療従事者の卒後教育プログラムの単位として公認!その密着映像が、渡米に同行した古谷社長が代表をつとめるカイロベーシック社から「STORONG MIND」という作品となり、全国で無料公開されています。詳細はこちらの画像をクリック!

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