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全米トップ校が教える自己肯定感の育て方

記事に興味をもっていただき、ありがとうございます。
京都の治療院「あかとき庵」の小松です。

世界トップクラスの学校「スタンフォード大学オンラインハイスクール」の校長先生は何と日本人。

その先生の名前は星 友啓先生です。

星先生の著作は今まで全部読んでいて、3月に発売された新著『全米トップ校が教える自己肯定感の育て方』(朝日新書)も読了。

本書のまえがきには、

自己肯定感の「モヤモヤ」
 
なんとなくわかる気がするけど、一体なんのことなのか。
そして、重要な気もする。とはいえ、どうすればいいのか。
そんなモヤモヤした感じ。この世知辛い世の中で、珍しくはないかもしれない。

本書のテーマ「自己肯定感」はそんな「モヤモヤ」を生み出す言葉の代表格です。

たとえば、自己肯定感について巷でよく見かけるような考え方をいくつか並べてみましょう。

・ネガティブな気持ちは積極的に忘れて、ポジティブになれるようにすべき。
・気持ちのヘコむ問題が起きたら、それを解決しないと自己肯定につながらない。
・ネガティブな性格は生まれつきだからどうにもならない。
・食生活を変えると自己肯定感はサポートできる。
・自己肯定は自分のこと。周りに気遣う前に、自分のことから考えるのが必要。
・自分に辛くあたらずに、自分に優しくしてあげる気持ちが大切。

どれも、もっともらしいようで、突っ込みどころもあり、「モヤモヤ」感いっぱいのリストですが、これらのうち正しい考え方はほんの一握りなんです。

モヤモヤしたまま誤った考え方に従って、自己肯定感を求めてしまわないように十分に注意しなければいけません。

この本は、最新の心理学と脳科学で、自己肯定感をとことん徹底解剖していきます。
 
右の「モヤモヤ」自己肯定感リストのどれが正しいのか、誤っているのか。
その他様々な視点から、自己肯定感の科学を紐解いていきます。

と書いてあり、実際に読んでみるとメンタルを科学的に強化できる方法をたくさん学ぶことができました。

スタンフォード発 前向きな自分でいる方法

中でも私がとくに勉強になったのは第2章の「ヘコみの外側で自己肯定する」です。

そもそも人は職場の顔、家庭の顔、お稽古事での顔など色んな「顔」をもっています。

何かヘコむ問題が起きた時は、ヘコみの外の「顔」で自己肯定ができれば問題に対して前向きに向き合う力を取り戻せるといった内容があり「なるほど!」思わず膝を打ちました。

例えば私の息子は小学校で
・まん防の影響で大好きな休み時間のボール遊びが禁止
・生徒も先生も皆んなマスクを一日中つけている
・給食の時間は黙食

他にも色々と嫌なことが重なり2月末から不登校になりました。

精神状態は不安定で休息が必要な期間でしたが、ダラダラと自宅でテレビをみている生活は健全ではありません。

そこで、息子に合いそうなフリースクールを探して見学に行ったり、興味を持っていた剣道教室に連れて行ったりしてました。

そしてフリースクールの子ども達と遊んだり、剣道の稽古をしていくうちに生気を取り戻し、4月からの新生活に向けて日々を前向きに過ごせるようになってきました。

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これはヘコむ問題の小学校とは違う外の「顔」で自己肯定ができたことで、問題に対して前向きに向き合う力を取り戻せた我が家の例です。

また、この時期に私の方も仕事で嫌がらせの様なことがあり、ヘコむことがありました。

しかし、息子の不登校の件で「仕事の顔」とは別の「親の顔」で積極的に動いていたので自己肯定ができていました。

なので仕事で起きた嫌なことにクヨクヨとせず、サクッと仕事の件も問題解決をすることができました。

本書には以下の

ヘコんだ「顔」とは違う「顔」で自己肯定することは、決して問題から逃げるということにはなりません。むしろ、問題から目を背けようとするディフェンス型の適応を抑えて、現実を受け入れる心の準備を整えてくれるのです。『全米トップ校が教える自己肯定感の育て方』(朝日新書)P60
自分の心が傷ついたとき、その傷に直接薬を塗ろうとしても激痛のため難しいのでまずは、その他の部分をケアすることで、心全体として傷を癒す準備を整えることができるのです。(朝日新書)P61

と記載があり、まさにそれを生活の中で実感したのでした。

からだも同じ原理で治癒する

私は治療院を開業して12年。開業当初から患部にフォーカスするのではなく、他の部位から施術をして患部を含めたからだ全体の治癒を促すことをしています。

当院では絶壁やハチ張り、斜頭症など頭の形をよくするコースが全国的に知られているのですが、頭の形をよくするプロセスもまずは頭にフォーカスしている意識を外すことからスタートします。

これは肩こりや腰痛でも同様の原理です。

そして、からだが治癒していくプロセスは心が治癒していくプロセスと同様なのだと星先生の本を読んで改めて実感しました。

ぜひご興味があれば読んでみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

追伸
この記事の内容は毎週更新している私のPodcastラジオでも話しました!

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