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嫌なことばかり起こるという「思い込み」

嫌なことばかり起こる、嫌なことは続く、二度あることは三度ある、そんな場面も多いだろう。
私自身も経験があるが、この「嫌なことばかり起こる」というのは大半が思い込みなのではないか?

実は良いこともたくさんあるのに、嫌なことばかりが記憶に残る。
それが積み重なって「嫌なことばかり」と思い込む。
そんな錯覚の可能性がある。

人間はネガティブなことに意識が向きがち

そもそも人間は、ネガティブなことばかり思い出してしまうものだ。
一日の中で良いことと嫌なことが半々くらいでも、思い出すのは嫌なことばかり。
それが続くと、嫌なことばかり起こると錯覚してしまうわけだ。

感情論抜きに考えて、良いことと嫌なことが半々なら「嫌なことばかり」とは言えない。
良いことのほうが多いなら尚更、「嫌なことばかり」はあり得ない。
一部の嫌なことのせいで全てネガティブに捉えてしまうのは損だ。

「絶対に100%嫌なことが続く」という確証はない

当たり前だが、「絶対に100%嫌なことが続く」と断言することはできない。
何が起こるかわからない世の中、自分一人の力で将来を100%予見するなどあり得ない。

しかし人間、ネガティブな感情に襲われると、「絶対嫌なことがまた続く」といった思い込みに陥りがちだ。
そして本当に嫌なことが起こったとき、その思い込みはさらに強固なものになる。
たとえ他に良いことが起こっていても、そちらには意識を向けず、「嫌なことばかり」という錯覚に陥る。

これらはいずれも思い込みの話であり、確証の高い話ではない。

とにかく良いことに目を向ける習慣をつけよう

冷静に考えれば良いこともたくさんあるのなら、とにかく良いことに目を向ける習慣を作る必要がある。
思い込みを断つには、日頃からの習慣が大切だろう。

もちろん、本当に嫌なことが続くようであれば、その原因や解決策を探るなど対処が必要だ。
しかし、思い込みで「嫌なことばかり」と考え、良いことが霞んでしまうのなら、それは人生において大きな損失となる。

無理にポジティブになれとは言わないが、冷静に良いこと・嫌なことを捉え、思い込みではなく根拠を持って物事に対処する。

私も自戒を込めて、良いことに目を向ける習慣を再度心がけたい。

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