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sanaearts
「角をとる」
時々、「オセロゲームだな」と思う。
例えば、私が
「この人、この曲、好きやわぁ。」
そう言ったとして、それを聞いた誰かが
「あ、私もそう思う!」
そう言ってくれたとして、いいよね!いいよね!って言いあっているうちに、周りの人達をどんどん巻き込んで、白だか、黒だかにひっくり返していく・・・みたいな。
何だってそう。
曲も店も人も。
近頃は、Twitterやインスタなんかがあるから、そのスピードは昔よりずいぶん早いのかもしれない。
毎日、雨のように降り注がれる情報に、黒くなったり白くなったりしながら、みんな過ごしている。
それが、正しいか、間違っているかは別の話。日々、パタパタと、ひっくり返したり、ひっくり返されたり。
「角をとらなくちゃな」
って思う。
オセロゲームでは、角をとると強い。
誰にも影響を受けず、その先に、同じ色を見つけては、間のコマを塗り替えていく。
言いかえれば、自分でしっかりと考えるという事、自分の意見を持つという事だ。そして
「私はこうだと思う。」
と発言すること。
それはとても勇気がいることだけれど、しっかり感じて、考えて、自分の意見が正しいと思うなら、言い続けなくちゃいけない。
そしていつか
「私もそう思う。」
そんな相手に出会えたなら、人生は劇的に変わっていく。
自分の考えが広まっていくまでには、時間がかかるかもしれない。
でもそれが、間違っていないと思うなら伝え続けることだ。
そうすればいつかは、周りの人みんなを、きっと変えていけるはず。
遠い遠い視線の先に、同じ色の誰かを見つけ出せるまで、世界の隅っこで孤立したって、負けちゃいけないんだ。
「角をとる」
その勇気が、自分の強さなのだ。
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