見出し画像

多種多様な優しさの理解がひとつ広がる世界

仕事以外の時間のほとんどを自宅で過ごしながらウィズコロナ・アフターコロナについて考えたこと。この乙武さんの note を読んで考えたこと。

ある時のマジョリティに合わせて作られた社会システムでの生活は、マイノリティにとっては不便であったり、機会を損なわざるを得なかったりするが、訴えてもなかなか社会システムは変わらなかった。この度、世界中の多くの人が当事者となったことで、ものすごい勢いで変化が起きている。これを機会にどうか選択肢を増やしてほしい、ということ。

これは、本当にそうだなと思った。

この度、物理的接触の機会を激減せざるを得ない状況がもたらした変化。移動に困難さがあるマイノリティが生活しやすくなるきっかけになるといいなと思う。

ただ、もうひとつの変化のきっかけにもなるといいなと思った。

それは、COVID-19 だけでなく、季節性インフルエンザや風邪など多くの人にとってはそれほど恐れる必要がない感染症でも、命に危険が及ぶ人たちの話。とりわけ子どもたちの話。

白血病、18トリソミー症候群、慢性呼吸器疾患がある子どもたち。それ以外にもたくさんの疾患などがあるが、これらの子どもたちは、軽い風邪をきっかけに大きく命に影響が及ぶことがある。

じゃあ、感染しないように安全な家の中でずっと生活すればよいかというと、子どもには色んな環境で色んなことを経験することで豊かな知性と感性を育んで欲しいし、家族以外の人、同じ年齢層の子どもたちと関わる機会も作ってあげたい。

そんな気持ちを家族は抱いていて、(正解がない)命の安全と成長の機会のバランスを考えながら育てられている。

この度、ほとんどの人が身に付けた感染対策の知識をはじめ、これから社会システムが見直されていく中で、感染に弱い人にとってより安全なパブリックスペースが増えていくのではと期待している。

例えば、Google マップで施設が車椅子対応か記載されるようになったように、施設が一定基準以上の衛生環境となっていることが分かるようになるとか。

トヨタの e-Palette などの個別空間の中に、陽圧室・クリーンルーム対応のものがあったっていい。そしたら、子どもたちが安心して過ごせるパブリックスペースを選んで出向くことができる。もちろんコストはかかるけれど、例えば食品を扱う場所などであれば、多くの人が衛生上の安全性を今以上に求めること状況になるかもしれない。

こんな風に、人々の考え方・文化がより優しくなり、テクノロジーによってより安心感が増す社会になっていってほしいなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?