![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145218339/rectangle_large_type_2_5e7b66da135ae14632cf98d9eb0d7dcc.jpeg?width=800)
久々の離島で感じた、頂上(ピーク)を目指さずとも満足できる、という話
先日久しぶりに、東京の離島「伊豆大島」に行ってきました。
「ジブン株式会社の設立趣意書」にも少し書いていますが、私は学生の頃、離島歩き(および登山)にハマっており、東京の離島、沖縄の離島によく足を運んだものです。
とはいえ社会人になり、家族も持ち、久しく離島に足を運べていなかったのですが、縁あっておよそ10年ぶりの離島再訪を果たしました。
(不思議なもので自分の価値観を設立趣意書のように書いとくことで、機会がやってくるんだなと)
今回は、そこでの登山体験に絡め「頂上を目指さなくても満足できる」という話を書こうと思います。
都心から2時間かからず到着できる秘境
まず、伊豆大島とはどういうところなのか。
伊豆半島の東側にある島で、東京(浜松町)や横浜などからフェリー、ジェット船、あるいは調布から飛行機で行くことができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1719318055103-EK30EyO8LX.png?width=800)
(Googleマップより)
元々は海底火山が噴火してできた海洋島であり、浜松町の駅近傍にある竹芝桟橋からジェット船で2時間弱で行ける場所にありながら、独特の自然環境があふれる場所です。
頂上(ピーク)を目指さない登山
そんな大島には「三原山」という山があります。
私より少し上の世代の方は、噴火による全島避難というのも記憶にあるかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1719320536092-KAs5YzGbiT.jpg?width=800)
(右背後にはうっすら富士山も見えます)
冒頭にも書いた通り、過去に登山をやっていたこともあり「山と言えばピーク(頂上)を目指すもの」と思っていました。
が、この時は「禅リトリート」というプログラムで行ったため、山の中腹にある「裏砂漠」という場所で坐禅を組んで時間を過ごし、そのまま下山したのでした。
(↓参加したプログラムのHP)
で、太陽を浴びながら、時折山の裾野を駆け上がってくる風を受けて、ただただ座るのがとても気持ちよかったのですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1719321122182-pMkRw5xrtF.jpg?width=800)
ただただ座って過ごす
そしてこの時きづいたのです。
「ああ、山って必ずしもピーク(頂上)を目指さない楽しみ方もあるんだな」と。
人生も山登りに例えられてきたが・・・
さて話は急に大島から離れます。
よく「山登り」はキャリア形成など、人生を例える表現に使われます。
下記の「のもきょう」さんのVoicyでも、「山登り」という表現が使われていました。
現代においては「将来の夢」(山の頂上)を目指して登っても、環境が変化して目指した山(≒目指した職業)が無くなってしまうことがある。
それゆえ、目の前にあることに集中してみると良いのでは、といった話です。
先述の体験をした後ということもあり、この話、非常に共感できました。
ただ、私は山に登ってみても(=何か夢や目標をもって進んでみても)良いとも思っています。
登ってみると初めて見える景色があったり、それこそ「登らなくても満足できることがある」と気づいたりすることがあるわけです。
で、「まあ頂上目指さなくていいか」と降りてくればイイ。
(この辺について、のもきょうさんも近いことを仰っていたと思います)
どうして頂上を目指しがちなのか?
にも関わらず、一度登り始めた山の頂上ばかり目指し、疲弊してしまう人も結構多いのではないかと感じます。
ここでいう頂上は、難関学校に合格することだったり、難関資格を取得することだったり、有名企業に就職する(さらにはその中で出世する)ことを指します。
もちろん、それ自体が人生の充実につながる人もいるでしょうから否定されるものではありません。
ただ疲弊する人もいる。あるいは頂上に上がって燃え尽きてしまう人もいる。
それでも頂上を目指しがちな要因として「他者から見て分かりやすい」からなのではないかと。
私も「日本で高い山を、上から5つ登頂してます」と言えるのですが、それって「富士山に行ったけど、頂上行かず引き返してきました」というより、パッと見は良さそうですよね。
「有名大学を出た」「難関企業に入った」「企業の中で出世した」というステータスも「他者から見て分かりやすい」です。達成感もありそうですね。
でも、これだけだと、それ以上のことは特に無いと私は思うのです。
登りながら見つけた心惹かれるものを大事にしたい
そうであるならば、登りながら見つけた心惹かれるものを大事にすることが充実した登山体験(人生)につながると思うのですよね。
たとえそうすることによって頂上に着くのが遅れる、あるいは頂上に行くことができなくなった(例:出世が叶わなかった等)としても。
パッと見、分かりやすいステータスを集めずとも、結果的に人生のピークを迎えた人たちのことも過去書いていますが、この人たちもアプローチは違えど、心惹かれるものを大事にしています。
私も、他の人から見て何してるか分かりにくくとも、心惹かれるものを大事に生きていきたいなあ、と改めて思います。
離島の話かと思いきや、すっかり人生感の話になってしまいました。ということで今回は以上です!
もしサポートを頂けましたら、インプット(書籍、旅など)の原資として活用させていただきます!