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【胃がんサバイバー日記】それ、勝手な決めつけかもよ?

この時期だからの企画が目に留まった。

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スクロールした手がその中の一冊で止まった。阿部広太郎さん著「それ勝手な決めつけかもよ?」という本。

2020年頃から始まった、小さな小さな嫌われ者との付き合い。それに伴って起こった色々な分断。
その分断の始まりは「価値観」かなと思う。そんなことについて書かれているのかな?と思っていたが、この本は「解釈」について書かれていた。もう既に「決めつけ」をしていたのだろう。

多様性、ダイバーシティなどと聞くことが多くなってきて久しいが、物事を最初から決めつけずに理解しよう、受け入れようとするのはすぐにはできないことも多い。自分ごととして「がん」を伝えるのも似たようものだと感じる経験があった。伝える側も受け取る側も「練習」が必要だと思うが、がんは、伝えるのも伝えられるのも
「一発本番」見極めが難しい。

読んだ感想を例えるなら、ドラえもん、のび太のおばあちゃんの思い出に出てくるおばあちゃんみたいに温かくて柔らかくて優しい本という印象。

「はじめに」という名の「招待状」

そこから始まるこの本の、一章は自分の知らない自分について。生まれてきて最初にもらうプレゼント「名前」。その自分の名前に「新しい解釈をトッピングする」というもの。名前をつけてくれた親父は、他界したので、どういう願いでつけてくれたのかは、今となってはわからないが、過去の出来事にも、自分の気持ちいい「解釈」を付け加えてみてはどうか?と言う提案。

早速やってみた。

本の中に「漢字/漢和/語源時点」を使うといいと
書いてあったので、ググって名前を入力して検索🔍

出てきたのは

ドーナツ

ドーナツ?俺の名前の漢字の意味は
「ドーナツ?」
あまりにびっくりして、写真を撮るのも擦れてしまったが、その後同じものを見つけようと思っても出てこない、、、。なんだったのであろうか?また別の妖怪の仕業だろうか、、、?
(下記参照)


HPは間違いなくあっていた。「決めつけ」ではない。

気を取り直し、再度一からやってみた結果。

広く大きい様
物事を順序立てて行う様

よかった!ドーナツという意味も、もしかしたらあるのかもしれないが(多分ない)、気持ちがいいか?と言われるとそうではない。

狭く小さいより広くて大きな方が何事も気持ちいい。背の高さがバラバラな本棚より大きさが揃えられている本棚のが心地いい。そんな気持ちよく、心地いい自分でありたい。この新しく付け加えた解釈に縛られるのではなく、そんな部分も持ち合わせてるよくらいのスタンスでこの解釈を取り入れようと思う。

あなたの仕事はなんですか?

その後にも自分の仕事を言い換えるなら?など、実例とともに進んでいく。


料理人→1日3回笑顔を届けられる人
クレーム電話オペレーター→電話越しの闘牛士
公務員→日常生活の黒子

などのような積極的変換を行う事で、なじみの仕事に、愛着が湧いてきませんか?と。

ちなみに俺の仕事を言い換えるのなら
「謎解き四天王」ということにした。

その後もたくさんのワークショップの実例とともに、優しい時間は流れそして
「おわりに」という名の「はじまり」
という締めくくりで、この本は閉じられる。

最後に本文内に出てきた著者のnoteを一つ。

タイトルだけ見て、病気の話かなと思った人
それ勝手な決めつけかもよ?

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