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形而上学 実践哲学の学び Vol.8

第一章 概論

8.二つの法則

 例えば、決まり、
法則の中に「因、縁、果」として知られている
原因と経過と結果の法則がある。
 善い原因、経過は善い結果を、
悪い原因、経過は悪い結果を生むという
「因縁果の法則」だ。
 これにも自然法と人為(定)法の
両方が働いている。
 現状が悪いのは、
悪い原因と経過があるからで、
善い結果を生じるためには、
悪い原因、経過を排除し
改善すれば自ずと善くなる。
 人為の方は、日常の改善、改良の努力として
用いられているが、自然法の方の働きは、
長い体験の中で、
「善いことをしたら、善いことが有る」と、
不確実な道理として認められてはいるが、
まだとかく「迷信」と誤解されている。
 それは、具体的に研究開発が進まず、
「照明不可能」と放置されているからだ。
 人為法に「情況証拠」「証言」という
立証方法があるように、
大自然の法則にも、「証言」「体験」を
元にして法の存在、力の存在、
因果関係の証明が可能な事例は多数有る。

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