見出し画像

一日一言(1月6日)

1.安岡正篤(心を養い、生を養う)

『活学のすすめ』

 学問というものは現実から遊離したものは
駄目であって、どうしても自分の身につけて、
足が地を離れぬように、
その学問、その思想をもって自分の性格を作り、
これを自分の環境に及ぼしてゆくという
実践的でなければ活学ではない。
われわれは今後本当に人間を作り、
家庭を作り、社会を作る上で
役に立つ生命のある思想学問を興し、
これを政治経済白般に
適用してゆかなければならない。
いわゆる実学、活学でやらなければならない。

⇒机上の空論ではなく
 学び続ける、実践し続けられるものしか
 定着しない 

2.森信三(修身教授録)

『人生の価値』

 われわれ人間の価値は、
その人がこの二度とない人生の意義を
いかほどまで自覚するか、
その自覚の深さに比例すると
言ってもよいでしょう。
 ところで、そのように人生の意義に目覚めて、
自分の生涯の生を確立することこそ、
真の意味における「立志」というものでしょう。

⇒志を立てる
 ブレない一つの大樹のような柱を
 何が起ころうとも突き進んでいける

3.松尾芭蕉
(今日一日を楽しく生きる知恵)

『華やかな花の新春』

薦(こも)を着て 誰人います 花のはる
(其袋)

だれも かれも
華やかな 花の新春
どなたか 知らないが
薦を 頭からかぶって
乞食の姿で
ひとり ポツポツ歩きながら
新年を迎えていらっしゃる

この俳句は、当時は、
めでたい新春に乞食を詠んだといって、
問題視された。

⇒新年を迎えることに
 人の優劣などなく全ては平等である
 思い立ったらやり直すこともできる
 気持ち新たに始めることができる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?