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形而上学 実践哲学の学び Vol.5

第一章 概論

5.見えない大きな力

 「或る存在、力」の存在に気付く人は少ないし、
知っている人も、その作用、
法則までは十分には解らない。
 日々、自分たちに直接関係あり
前途に影響することなのに、
これまで目に見える物質ばかりに気を取られ、
一番遅れているのが
この分野の研究だ。
 形あるものの物や金銭の物質偏重の価値観から、
目に見えない形の無いものの精神や心、
魂、神、佛などの価値観に、
今、転換を迫られているのだ。
 精神、心などは、かろうじて精神分析、
心理分析などと言って研究が進んできた。
 しかし、何故病むか?
どうしたら治るのか? は解らない。
 それは、物事の片面しか見えていない、
人間の側しか考えていない事に原因がある。
 人間の外に目を向け、
何かによって「させられている」ことが
解っていないからだ。
 宇宙万物の動きの原には、
われわれ人間以外に意志と力を持ち、
智慧、情報を保持した
「或る大きな力の存在」が在る。
 その存在、力の采配者が昨今では、
「サムシング・グレイト(偉大な何か)」
「宇宙意識」とか「創造主」などと言われている。
 これまで「神様、佛様、主、天、命」と
呼ばれていた、
目に見えない「大自然の主」である。
 見えないから、証明できないからと
存在を否定するが、在る物は在り、
世に存在する物のすべてが影響、
支配、采配を受けていて、
この「存在」「力」「法則」とは、
切っても切れない関係があるのだ。

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