建築とインテリアの違い
こんにちは、VASE DESIGNの松村です。
最近はコロナで行きたくないですが、仕事でどうしても出張するとき、ホテルが空いてるのでとても助かっています。ホテルで働いてる人は大変でしょうけどね...。
さて今日は建築とインテリアの違いについて書こうかなと思います。
何となくはみなさんも知っていると思うのですが
実際にインテリアの仕事をしている側の人間としての意見も書いていきます。
この業界に興味のある人、資格の勉強をしている人、学生さんなどのの参考になれば幸いです。
スケール感の違い
まず建築とインテリアをざっくり説明すると、建築は建物を作ってインテリアは建物の中身をデザインするという感じです。
建築は建物をつくるところから、公共の公園などランドスケープデザインをするのでスケール感(大きさのこと)がとても大きく、また建物としての構造の強さや建物を立てるときの法律の制限など必要な知識がとても多いです。それゆえに建築士の資格も存在します。
インテリアが逆に覚えることが少ないかと言うとそうではありません。スケール感が建築よりも小さいだけで、例えばインテリアの家具の強度や人が触れるところの配慮などより細かく考える必要があります。
建築にはもちろん強度やまわりの環境を考えた耐久性が求められます。雨風にもあたりますからね。
インテリアは建築の中身なので内部のリフォームやお店だとテナントの入れ替えなどがあるので耐久性やコストは少し考えながら作っていく必要があります。
商業施設だとテナントの契約期間があったり、〇年に1度改装などのイメージの変更する必要があったりとルールがあったりします。
建築家とインテリアデザイナー
すこしややこしくなるのですが建築家が建物を作って内装もやるパターンもあります。ただ逆はほとんどおこりません。(建築士の資格などが関係するのだと思います。)
先程いった扱うスケール感が違うのでそれぞれの業種が別れているという感じです。それぞれ特化してますからね。
住宅などはインテリアデザイナーは建物を立てることはできませんから、建築士の方が外装・内装共にデザインするのが一般的です。多くの人は建築士の方が身近に感じるのではないでしょうか。
つくるときの順番としては、もちろん建築がきてインテリアという順番ですね。いかにうまくバトンパスできるかが円滑に仕事を進めていく上で必要なことかと思います。
現場での建築とインテリア
ある建物が出来てその中に複数のテナントが入るという施設が出来ると想定したとき、まずは工期が決まります。
いつ着工していつ完了、オープンのための準備をへてグランドオープンという流れ。
まず建築で建物の構造をつくります。そこから構造が出来たら内装をつくります。それぞれの店舗はもちろん、共通の通路なども一緒に工事を進めていくのですが、建築は構造の他に基本的な設備(空調だったり、スプリンクラーなどの消防設備)も全体に設置をしていきます。
建築とインテリアの作り手がお互いの邪魔をしないように協力しながら現場は動いていきますが、どうしても建築優先なイメージは現場に存在します。
インテリアをつくるときはそれが少し大変ですね...。
特に建築の工期が延びたとしても、オープンは変わらないのでインテリアのところにしわ寄せがきたりします。建築側といかに上手に調整をするかでスムーズに現場が動いていくかが決まってきます。
あなたはどっちが好き?
ざっと建築とインテリアとの違いを述べましたが、最後の現場の話もありましたが、悪魔で対等な立場でモノづくりをしている意識です。
やっていることのボリューム感、ランドスケープなどに興味があれば建築。
繊細なデザイン、空間を作りたい人はインテリアって感じでしょうか。
どちらにもとても魅力があって私たちの生活を彩るいいデザインです。
みなさんも身の回りの建築やインテリアに少しでも興味をもって見ていただければ少し楽しくなるかもしれませんね。
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