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メルボルン旅行記〜経過報告〜

サックス奏者の細谷ヒロです。

現在はオーストラリアのメルボルンという街で路上ライブをして生活しています。

今回の投稿では、メルボルンに到着してから1ヶ月が経過しましたので、経過報告ということで記事をアップしようと思います。

◆完全なる赤字
◆音楽的な成長に疑問符
◆軌道修正

この3つに絞って話を進めていきたいと思います。

◆完全なる赤字

以下、前回のブログの記事ですが再掲します。

以下転載--

今回は、諸経費をざっくりと計算すると2ヶ月で30万円の出費になります。

内訳はこちら

・航空券往復:10万円
・賃貸料:12万円
・食費(概算):5万円
・その他(携帯代や衣服代など):3万円

さらに、日本の賃貸は解約手続きしておりませんので、ここに10万円が上乗せされるわけですが、それについては一旦置いておいて、

“オーストラリアに2ヶ月滞在するには(最低でも)30万円がかかる”

ということで話を進めていきたいと思います。

今回はパートタイムの仕事をせず、ひたすら路上ライブで生活費を賄おうと思っております。20日稼働できるとして、1日80ドルを稼ぐことができれば及第点であり、1日100ドル以上を稼ぐことができれば万歳とっても嬉しいです。

ということで、今回は帰国するまでに”オーストラリアで使った金額を全て路上ライブで賄えている状態”が理想であり、目指すところであります。逆に、手元に5万円くらいしか残らない場合は帰りの航空券を買うことができないため、ジ・エンド。

そんな背水の陣での暮らしを存分に楽しみたいと思います。

以上--

いや、何言ってんだコイツは...!!!

現在ストリートで稼いだ金額は700ドル。
稼働日数は16日でしたので、1日あたり43ドルしか稼げてないことになります。

おそらく向こう20日で稼働できるのも同じような日数だと考えると、おそらく最終的な収益は1400ドル前後。家賃にしかなりませんね。当初目標としていた金額の半分になります。

主な原因はこちら

・超重大イベントであるクリスマスを逃した
・思ったより路上ライブができない(天候不順や大気汚染)
・場所取りに負ける
・2時間以上の演奏は身体への負担が大きい(楽器を支える親指の痛み)

書き出してみたらめちゃめちゃ言い訳がましくてダサすぎますね。

ただし、1時間で100ドル稼げた時もあったので自分のやりかたが完全に間違っている訳ではなさそうです。

いい場所で路上ライブをしていたギタリストに話を聞いたところ、それでもやはり2時間で50ドル稼げたら及第点だということでした。

しかし振り返ってみると、路上ライブは大体3時間ほどの演奏しかしておらず、それで1ヶ月6万円ほど稼げたことはすごいことなのかもしれない。

俺すごい!!

ということで、自信を持って帰ろうと思います。
日本でも1ヶ月で6万円稼げるのか、検証するのもあり。

◆音楽的な成長には疑問符

サックスの基礎練習や技術向上に当てる時間はゼロで、ひたすら10曲程度のレパートリーを演奏し続けている現状。
音楽的な成長はしていないと思います。

ただし、制作活動はうまくいっていて、簡易的にですが曲のバッキングトラックを作ることに成功しました。帰国後は家にある機材を使用してサックスの音をレコーディングし、ミックスしたものをアウトプットしてコンテンツを増やそうと思っています。

音楽制作は正直なところ国内にいてもできるのですが、国内にいるとどうしても仕事を入れてしまうため、まとまった時間を作れたのはよかったと思います。あとは英語のレッスン動画に対する抵抗が海外にいると減るので、日本語のコンテンツに頼らない勉強がしやすいのも海外で勉強するメリットだと思います。

◆新しい目標

当初の目標としていた黒字で帰ること、そして音楽的な成長があまり見込めていない現状ですので、ここで軌道修正したいと思います。

新しい目標は、以下の3つ

◇路上ライブで次回のメルボルン旅行に繋がる何かを残す
◇挑戦を続ける
◇会いたい人や行きたい場所を再設定し、ミスることがないようにする

今回の路上ライブでは、前回に比べてかなりリサーチができました。また、通りがかりのアラブの富豪に呼ばれて婚約パーティーで演奏したりもしたのですが、この経験はまたメルボルンに戻ってきたときに有用であると思います。今後の路上ライブで、そういった経験に繋がりそうな何かを得られれば目標達成。

そして、路上ライブにしろプログラミングの勉強にしろ、腐ったら終わりです。ただでさえ飽きっぽい性格ですが、継続することに意味があるので完全なる赤字を目の前にしてもなお腐らずに挑戦を続けたいと思います。

まだ会えていない友達や、行ってみたい場所へ行けていません。
スケジュールは前もって埋めて、それらを逃さないようにしたいと思います。

ヒロ

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