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点数と教育効果

こちらの方、なかなかイイことを言いましたね・・・。

それに引き換え、「40人学級、団塊の世代なら60人学級ですからね。あのころの人の程度が極めて悪くて、35人学級のほうが程度がいいという証明をしてもらわないと具合が悪いんじゃないですかな」みたいな話を、エライさんがしてしまうこと自体にセンスを感じないし、イチバン具合が悪い。そしてそれが教育現場が変わっていかない象徴にもなっているのかなと。

ピンポイントのテストの「点数」で教育効果がわかるのかとなると、その点についてはちょっと懐疑的。例えば、30点しか取れない生徒が頑張って80点を取りました。そんな生徒がクラスの8割ぐらいいました・・・なら、効果はあったのかもしれないと思える。要するに時系列での変化を見なければ、教育効果の有無なんてわからないのでは?

また、小学校で学ぶものは科目だけではない。友達同士で仲良くしたり、時には喧嘩したり・・・というのも学ぶべきことだろうし、障がいを抱えている友達への配慮なんていうのも学ぶべきものだが、これらについてはどうするつもりなのかな?(苦笑)

35人学級がどうであったかを評価することそのものに異論はない。子供たちにとってプラスになるための検証は必要だし、教員側としても、その目的を振り返る機会にもなると思うので。

でも、その評価が前述のエライさんの話ぶりでは、政治家の判断が正しかったかどうか・・・すなわち自分たちのためとしか思えない。申し訳ないが、特定の政治家の保身のために子供たちを振り回してほしくないな。

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