夏場に役立つ水槽の冷却テクニック
みなさんは暑いのは得意ですか?
ほどほどだといいのですが、あまりにも暑すぎるとバテてしまいますよね。
実は魚も一緒なんです。
魚は体の温度を常に一定に保とうとする人間とは違い、外の温度につられて体の温度が変わってしまうため、人間より温度変化を感じやすく、急な温度変化により体調を崩しやすい生き物です。
つまり、熱帯魚を飼育するうえでしっかりと温度管理できてないと、かわいがっているお魚たちが弱ったり、死んでしまうかもしれません。
熱帯魚の中には水温が上がるとストレスを感じやすくなる種類もいて、ストレスで免疫力が低下し、病気になりやすくなります。夏場は水温が上がりやすいので魚の行動や食欲の変化をよく観察し、異常があれば適切な対処を行う必要があります。
そこで、今回は夏場に役立つ水槽の冷却テクニックを9つ紹介します。
冷却ファン
水槽の周りにファンを置いて周りの空気を循環させることで、水槽の熱気が逃げて水温が上がるのを防ぎます。特にオーバーフロータイプの水槽には絶大な効果を発揮します。また、水槽の上に小型の扇風機を置いて水面に風を当てることで、水槽の水が蒸発して水温が下がります。
※水槽の水に直接風が当たると水面が荒れる場合があるため、風向きや風量を調整する必要があります。また、水面に当てると水槽内の水が蒸発し、いつもより水が減るので水を足す必要があります。水の循環
フィルターやエアーポンプを使って水槽内の水を循環させることで水温が一定になり、酸素がいきわたります。水温調整装置
サーモスタットや冷却装置を使って水温を調整することができます。これらの装置は水温が設定範囲を超えた場合に水温を冷やしたり温めたりして一定の温度を保ちます。換水
新しい水は冷たいので水槽内の温度を下げる効果があります。ただし、元々の水槽の温度と新しい水の温度に差があった場合、魚にストレスを与える可能性があるため、水温はゆっくりと調整するように注意してください。LED照明
LED照明は蛍光灯や白熱電球の照明に比べて熱が発生しにくく、水温が上がるのを抑えることができます。冷却材
水槽の周りに冷却材(例:氷や冷却ゲル)を置くことで、周りの温度を下げることができます。ただし、水槽に直接触れると、水温が急激に下がってしまうので注意してください。水槽の置き場所
直射日光が水槽に当たると水温が上がりやすくなりますので、日光が当たらないすずしい場所を選びましょう。水槽にかけるカバー
水槽の上に遮光カバーをかけると、日光が直接水に当たるのを防ぐことができ、水の蒸発を抑える効果もあります。氷
小さな氷のかけらを水槽に入れることで、一時的に水温を下げることができます。ただし、氷を入れる量や頻度には注意が必要で、急激な温度変化を避けるために少しずつ入れるようにしましょう。また、氷を直接水槽に入れるのではなく、氷を容器に入れて水槽の周りに置く方法もあります。
これら9つのポイントをおさえることで、夏場に熱帯魚の水温を適切に管理することができます。しかし、熱帯魚の種類によって快適な温度が違うため、飼育している魚についてよく調べ、その魚に合った温度を保ってください。
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