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「死の泉」皆川博子さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

ホンマすごいねー、皆川さん。

分厚い2段文の分、
メチャおもしろかった。

最初、イミわからんかったけど、
作品自体を“野上晶”という人の
翻訳本として扱って、
実は皆川さんのオリジナル?と思いきや、
いったん、皆川さんのあとがきの前に、
訳者略歴とかあって
野上晶が紹介されているから、
ややこしい。
 
どうもネットで見ると、
皆川博子=野上晶だそうだ。

だから「あとがきにかえて」の
野上晶の略歴までがフィクション。
これに、ぞぞぞ~っとしたという人もいる。
 
主人公、マルガリーテ、
二人のミヒャエル(ギュンダーの子の
エーリッヒ&ヴェッセルマンの子、
14歳なのに、17歳とされる)
エーリッヒ、フランツ、ギュンダー、
ヘムルート、ゲルト・・・

いろいろだけど、やっぱり主役は、
ヴェッセルマンに去勢させられた
本物エーリッヒ(死)。

マルガリーテは、
10歳年下にフランツに恋して。

ヘムルートとゲルトの同性愛もいい。

皆川さんは、私にクリスチャンの
歴史を教えてくれてる?


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