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「写楽 閉じた国の幻」島田荘司さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

写楽に関する研究。
主人公が狂気にも似た
情熱で探し求める。

しょっぱな、主人公の息子が
回転ドアに頭を挟まれて
惨死するんだけど、
それが全然生きてこないのが残念。

写楽の正体は、
当時オランダ商館にいた
MR.ラスというインドネシア人
という説。

写楽の絵は、歌舞伎を知らない
絵心のある外人が、真実を
そのまま書いた奇妙な画。
それを版元の蔦屋重三郎が
出版した、とな。

興味深い反面、深堀しすぎて
病んでる感もあり。

ちなみに私はかつて
インドネシアの会社にいて、
オランダ人と結婚している人が
多く、その時初めて、
かつてインドネシアがオランダに
統治されていた過去を知った。

ある意味、因縁のご本。

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