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「彼方の微笑」皆川博子さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)

主人公、日高環(たまき)。
フレスコ画の製作員。

なんか、皆川さんにしては、
内なるものに
もぐりこんでいった感じ。

イタリアへ渡るところは、
皆川さんらしかったけど、
あと、友人の留津
(クリスチャン・牧師の娘)が
両腕を事故で失くして、
自殺するのも透明感が
あってよかった。

よくわからないのが、
北森という、飲み屋の男と
辻冬人(高校三年?辻画伯の孫に
しているけど、実子)との三角関係。

北森は、環と冬人を家族として考えて、
二人のために働くことを喜びと
していたいと思っていた。

冬人は、環のBF(Hはしていない男)を
バイク事故で殺してノイローゼ?

冬人が何を思っているのか、
途中で全くわからなくなって
環の意識もぼやけて、
北森一人がおちてけぼり・・・

ちょっと不思議な物語だった。

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