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「草花たちの静かな誓い」宮本輝さん(読書感想文)(*ネタばれ注意)
さすが宮本輝さん!!
もう、上質な絹に触れているかのような
読書感だった。
主人公、弦矢(ゲン)の叔母、
菊枝が亡くなり、ロサンゼルスの
豪邸と、多額の財産を相続する。
菊枝には、一人娘レイラは、
6才のときに行方不明になり、
現在、カナダでメリッサ(33才)として
教師となり、美しく聡明な女性と
なっている。
レイラー>メリッサへ・・・6才の
女児誘拐。そこには、菊枝の夫、
大富豪のイアンのロリコンがあった。
菊枝は、友人のキョウコとケヴィンに
頼んで、レイラをカナダに連れ去って
もらう。
27年間の誘拐劇。
そして、ニコという、ウクライナ系アメリカ人
探偵の「味」。
菊枝のスープの「味」。
庭に咲く花々の「声」。
すべてが、人間愛、自然愛に
満ちていた。
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