好きな事を追う生き方と嫌いな事を避ける生き方
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好きな事を追う生き方と嫌いな事を避ける生き方

Hiroyuki Sato

僕自身は圧倒的に後者。

それをつなぎ合わせて
今の自分の店に辿り着いたわけなので、
今のところ幸か不幸かで言えば幸。

ただ、歳を重ね周りを見ていると
やっぱりここぞという時に強いのは
好きな事を明確に持って自覚して、
それに突き進む人たち。

嫌いな事を避け続けるのもそれなりに
知恵と意志と運も必要だなとは思いますし、
結果耐え続ける人達よりもストレスは少ない。

それでも好きな事に突き進むパワー。
敵いません。

例えば僕の1番最初の
「嫌な事を避ける」という目標は
"一生ネクタイをしない"でした。

学生時代から特にお洒落だった訳でもないくせに、
何故かとにかくネクタイをする仕事にだけは
就きたくなかったんです。

前世でネクタイに絞め殺されたんですかね?

なので制服がスーツだった専門学校にすら
3年間私服を貫き通しました。

校門で毎朝制服チェックをされるほどの学校で、
毎朝呼び止められお説教。

学校側曰く、
「社会人になった時、抵抗なくスーツで働ける様に」
との教えでした。

対して僕は
「必要になれば嫌でもスーツ着るでしょ。
 学生の間ぐらいいいじゃん。
 スーツじゃない仕事に就いたらどうすんの?」
という反論を持って毎日戦い、
一年が過ぎた頃にはフリーパスになっていました。
(他の生徒は相変わらず止められていましたが)

卒業しても長く私服のフリーター販売員。

制服も嫌だったので、
結局今の業種に長々と居た気がします。

こんな"嫌いなことを避ける生き方''の成れの果てが
今の我が店だと思うと、
良く6年も続けられたなとすら思います。

その他にも沢山の
"嫌いな事を避けてきた"要素があって、
今の自分が作り上げられているんですが、
ふと鏡を見ると"突出した好き"がないんです。

人も物も事も。

アイドルもロボットもヒーローも。
音楽も映画も文学も絵画も。

全てに入れ込んだ事が無く、
全てにさほど興味も無く平々凡々と知っている。

何を持って"オタク"と呼ぶか分かりませんが、
個人的には"激しく何かを好きで求めて追える人"が
オタクなんだとすれば、
今羨ましく輝いて見えるのはそんな人達。

嫌いな事は今でも排除しながら
毎日の生活を送れているとは思いますが、
自分の手の中に強烈に好きな事が一つも無いという
空虚さへのストレスを最近時折感じます。

好きな事を追う人達が
好きな事→+100
嫌いな事→-70
ぐらいで生きているとすると、
僕のこの嫌いな事を排除する生き方は
好きな事→+10
嫌いな事→-10
ぐらいな感じ。

「人生辛い事があるから
 楽しい事嬉しい事を強く感じられる」
という何処かで聞いた様な台詞も、
この歳になって現実味を感じてきます。

嫌いな事を全部取り除いていけば、
後に残るのは好きな事じゃないの?

全く違います。

嫌いな事が周りに無いだけで、
花どころか草も生えていません。

好きな事を持ち追い続けられるのは
ある種の才能であり環境だなと思います。

僕には幼い頃からその才能が欠落していた様で、
でも何故か周りには好きな事を
しっかり持った仲間に囲まれる事が多い。

なのに天邪鬼な性格なので、
そんな仲間たちに影響されて何かにはまり込む事もなくここまで。

だから昔から思う劣等感のひとつ。
好きな事がある人達は強い。
そして羨ましい。

信念とか責任感とかの一歩手前の
もっと純粋で大人とか子供とか関係無い感じ。

昨今の新型コロナウイルスの影響で
苦境に立たされている自営業者はもちろん、
好きな事に支えられ後押しされそれに向かう人達は
本当に強い。

こういう苦境下になると
僕の様に小手先の器用さだけで生きてきて、
好きとか信念が薄い人達は弱い。

僕は幸いメンタルだけは強いというか
麻痺している所があるので、
心折れる事も絶望する事もありませんが…。

人を好き、でも
物を好き、でも
事を好き、でも。

ここまで来ると自分に対して
凄くネガティブだと思われるかもしれませんが、
嫌いな事をほぼ避けて生きられているというのも
ある意味特殊で希少だなと思います。

好き嫌いがハッキリしていると言われる事もありますが、
単に嫌いな事がハッキリしていて、
それを言葉や態度や行動に出しているだけ。

くっきりとした好きな事が無いので
好きな事はなかなか言葉にも出せません。

だからこそ笑いながら好きな事を語れる人達を、
羨ましく素敵だなと思います。

若い人達が若いうちに
確固たる"好きな事"を作るお手伝いを。

今はうっすらとそんな
使命感みたいなものがあります。

反面教師としての言葉にも
なかなか説得力があると思います。

その使命感を満たすために
もうしばらく自分の店を活用していくために。

頑張ります。


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Hiroyuki Sato
熊本のFootwear Select Shop『BACKWOODS』オーナーです。 靴好きが講じて1995年から始まった靴業界との絡みを形にすべく2014年に開業。 業界裏話も含めてごくごく個人的な話を書ける範囲で。 それ以上は是非お店で。