店格とか品格とか人格とか
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店格とか品格とか人格とか

Hiroyuki Sato

同じ商品を並べてみて、
「こっちの店では即完売だったのに、
 こっちの店では余らせ続けて結局たたき売りしてる」
なんてことも最近では珍しくありません。

同様に素晴らしいプロダクトが、
"こっちの店"に並んだがばかりに過小評価されたりもします。

一つは「物の価値を自己判断できない人」が増えていること。

第三者の判断基準が無いと、
それ自体の良し悪しを自分自身で決められない。

もちろん見た目だけでは個々の好みもあるので、
超人気商品というのは生まれづらいのも事実。

じゃあその人気商品はどうやって生まれるのか?

影響力のある著名人が身につけたり使用したり。

今ではインフルエンサーと呼ばれる人達の
「超おすすめ!」なんて少し裏のあるPRが見えたり見えなかったり。

もう一つは
「物の価値をきちんと伝えられる店や人」が少なくなったこと。

"超希少"とか"価格高騰確実"なんてくだらない情報じゃなくて、
『何故この商品が良いのか?』という事を
しっかりと伝えられる人や店や媒体。

ネットや活字の情報ももちろん欠かせなくて便利ですが、
そこになかなか熱がこもらない。

全てのものを作り手本人が売って回るわけにはいかないモノも多いので、
要は作り手や企画者の熱を100とした時に、
購入する末端の消費者に届くまでにどれだけその100を維持できるか。

作り手・企画者→メーカー→代理店→ショップ→販売員→消費者。

ネットを除けば大まかにはこんな感じ。

この"矢印"の部分で少しずつ熱は薄まって、
一歩間違ったら早い段階で"0"にすらなりかねません。

商品自体が高い熱を帯びた完成度になっていてすらなので、
端からそこに熱のない商品は更に難しいと思います。

特に嗜好品に関しては色濃く。

逆にこの矢印の部分で熱を増す流れもあるわけです。

そういう流れが作れると、
例えば50で生まれた商品の価値が熱を帯びていき120で消費者まで届き、
その120の満足感を身につけることができたりもするのですが、
一方ではその50を"2"なんてところまで下げ、
ディスカウントで"消化"(この言葉大嫌いなんですが)することによって、
入手した消費者は「安かった」という満足感のみしか
そのプロダクトからは得られない。

この差は完全に間に係る会社や店や人なんですが、
個人的には結局大部分を占めるのは"人"なんじゃないかと思います。

店を作るのも人。
会社を形成するのも人。

人格というと人の性格のような意味合いですが、
ここで書いているのは「格=質・レベル」として。

"品格"も同様に"商品の格"という意味で書いています。

そう思いながら色々な物の市場価格や
その販売している場所の差を見てみると
「なるほどな」と思えることも多いと思います。

どうせなら安く買えるに越したことはありませんが、
初めから安く売るつもりで作られたモノじゃ無い限り、
何故そんな値段になっているのか?を考えると、
あながち"モノだけの責任"ではありません。

イレギュラーだった今年の新型コロナウイルスの影響で、
物余りの時代背景が一気に露呈され、
本当に必要な量や的確な販売手段や経路が見直される
一つのきっかけになればと思います。

「安売りされているブランドや安売りばかりしている店が
 果たして良いブランドで良い店なのか?」
と疑問符を頭に浮かべる日もそう遠くないんじゃないかと思います。


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Hiroyuki Sato
熊本のFootwear Select Shop『BACKWOODS』オーナーです。 靴好きが講じて1995年から始まった靴業界との絡みを形にすべく2014年に開業。 業界裏話も含めてごくごく個人的な話を書ける範囲で。 それ以上は是非お店で。