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読書感想文が書けない私がやる気になったワケ

連休で自宅にいて定年後の人生を考えている。
この先何をして生きていこうかしら。これまでは会社の指示で業務をこなし、教育を受け、時期が来たら業務のブラッシュアップやレビューを行い、お客様と接し、お給料をもらうなどなど、全て会社の提供するプログラムにのっとっていればよかった。

定年後は自分でいかに成長していくか、学んでいくか、収入を得るかを考えなければならない。果たして自分に何ができるか、私は何をしたいのか。継続できて収入を得られる仕事は何か、探りながら動き出す時期にきている。

興味あることを色々試してみようと思い、昨年キャリアコンサルタントの資格を取得した。勉強した内容は面白いと思い試験に合格もしたが、今は資格を活かす場が無い。そのため、今年は知識の維持、モチベーション維持のためにも、色々と勉強する一年にしようと思った。

勉強したことは、身につけるためにアウトプットした方が良い。手っ取り早くアウトプットする手段はnoteに「書く」ということだと思った。

何を書こう。まずは興味ある分野の本を読みその読書感想文を書くことから始めよう。

ところが、読書感想文が書けない。

最近経済関係の本を読んだ。子供向けではあったが十分大人向けであり、面白く、経済の仕組みやお金の流れが分かる内容だった。読んで「そうだったのか」「こういう仕組みなのね」と思った。

書いた読書感想文を友人に見せたら「これは感想じゃなく説明になってる」と言われた。

そもそも読書感想文というのは、本を読んでどう思ったかを書くもの。なぜ書けないのか、私の場合は、「本の内容を理解していない」「思ったことや心の動きを追っていない」「自身の経験と本の内容を重ねていない」こういったことが考えられると思う。

こんなことを考えていた時、部屋の本棚に「学びを結果に変える アウトプット大全」という本を発見した。少し前に買ったものの読んでいなかった本である。

パラパラっと見たらなんと!後ろの方に読書感想文のテンプレートが書いてあった。まさに今の私の課題を解消してくれるものである。「やった!」と思った。

「読書感想を書く~読書感想テンプレート~ 初心者でも10分で読書感想が書ける」のページには、
Before:読む前の自分、After:読んだ後の自分で分ける, とある。これを見て私は「ハッ」とした。

やはり私は本の字面を追うだけで、内容を分かった気になっていただけなのだ。読書にも目的があると思う。この本を読むことで私は何を知ることができるのだろう、という興味を持って読み始めるはず。でも私の場合は単に文字を目で追っていただけで、ちゃんと内容の理解をしていなかったのだと思う。

このテンプレートに沿い、書いてみた。

本への理解を深めるため、読んだ本の読書感想文を書いてnoteに投稿しようと思ったが、読書感想文が書けない。本のあらすじになってしまう。

「学びを結果に変える アウトプット大全」という本を買っていながら読んでいなかったが、ここにはまさに現在の私の課題を解決してくれるテクニックが書いてあった。それは読書感想テンプレートである。読む前の自分と、読んだ後の自分の状態を書くというもの。

私の場合、本を読んでも内容を理解しないままに読み進めており、学びや気づきはあるのにそれを流していたのではないかと思う。

このテンプレートを使ってみよう。これならできるような気がする。そして数を重ねていこう、と前向きな気持ちになった。

この本には、他にも脳科学に裏打ちされたアウトプットのテクニックや、著者である精神科医の樺沢先生ご自身の習慣など、様々な方法が紹介されていて、実行にうつすのにハードルが高くないものが多いと思う。

こんな感じに書けた。

行動しなければ、相変わらず「読書感想文が書けない!」ともんもんとすることは明らかである。このタイミングで「学びを結果に変える アウトプット大全」を見つけたのには意味があるようにも感じている。あとは行動するのみである。

お借りしたイラストのように、コーヒーを飲みながら気追わず、小さな一歩から重ねていこう。



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