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気分転換って難しい

適応障害になってから仕事をセーブしたりしたけど、悪化してから大きく変わったと思うことがある。

それは

「何事にも興味がなくなってしまった」

こと。


何に対しても気分が乗らない。

元々多趣味でもなければ友達も多くないけど、人と会うことは好きだし誘われたら基本断らないようにしてた。それに一人でも、

「ちょっと出かけようかな」

「テレビでも観ようかな」

とかは普通にあった。


でも休職する少し前からは、散歩なんて行こうとも思わないし、テレビも観ているとうるさく感じてしまうから付いてない。家の中は基本的に静かな状態。

本を読んでも内容が頭に入ってこなくて、ものすごく読むのが遅くなったし、高校の頃とかに好きだったゲームをやってみようと思っても、ゲーム機の電源を入れた段階で「なんかやりたくないな」と思ってすぐ消してしまう。


よく「他の何かに集中していると職場のこととか忘れることができるので、好きなことをやって過ごしましょう」なんて聞くけれど、「自分の好きなことってなんだっけ?」って思う。

好きなことに対しても興味が湧かなくなってしまった。


心療内科の先生から「散歩して体を動かすと仕事のことも忘れられるし、運動にもなるからやってみてください」と言われてやってみたけど、散歩中も仕事のことを普通に考えてるし、気分転換になっている気がしない。

かといって高強度の運動は体力がないからできないし、そもそもそんな運動習慣もないので無理だった。


最近続けられていることといえば、気が向いた時に書くこのnoteと、ものすごく遅いけど読書くらい。読書なんて数ヶ月かけてやっと1冊とかのペースだけど、眠れないときに読むことが多いから(なんだか読んだら眠れそうな気がして)ある意味続いてる。

でもこれは「趣味」というより「ただ継続しているだけ」で、楽しいという感情はあまりない。noteも備忘録として書いているし。


最近のことを思い出しても、基本的に外出は心療内科に2週間おきに通うときと、2ヶ月に一度くらいのペースで髪の毛を切りに行くくらい。前は髪の毛も月に一度切りに行っていたけれど、誰に会うわけでもないし回数が減った。

ここ1ヶ月くらいそれ以外の外出も増えてきたけれど、月に一度あるかないか。誰かに会うだけじゃなくて、雑踏の中に足を踏み入れることすら無くなってる


そもそも「好きなことをしていれば忘れられる」んだろうか。

好きなことをしていれば、「好きなことをして楽しい」と思うかも知れない。好きなことでなくても何かに集中していると、嫌なことを忘れられるかも知れない。

でもこれって、それをやっている間だけの「ものすごく限られた期間」しか効果はないと思う。

趣味の時間や集中している時間が終われば嫌なことは思い出されてしまう。

そう考えると、この「好きなことで気分転換」はストレスが溜まる前の予防的なものだろうと思った。それかそれほど気にしていないような小さなストレスに対して。

自分の経験を振り返っても、何かに集中したことでそのストレスを忘れたり、ストレス自体がどうでも良くなったことは一度もないから。

個人差はあるのかも知れないけど、少なくとも自分にはなかった。


結局のところストレス源を根本からなくすか、受け入れて我慢するしかないのかなと思う。

ほとんどの場合受け入れて我慢するのかな。

自分にはできなかった。受け入れられない理由が明確にあった。だから休職しているんだろうけど。

そう考えるとますます復職が遠のくなぁ…。別に復職にこだわっていないけど。


今回はここまでにしようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ひろ

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