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17歳もテキトーに

17歳にもなると、流石に将来の事とかを真剣に考えるようになる。喫緊の事だと大学受験だが、その先の就職とか結婚とかも色々考えていかないといけない。気が早いかも知れないが、実際来年にはもう成人なのだ。そろそろ自分の人生は自分で考えて前に進んでいかないといけない。

30になるまでに完璧な大人になろうと決めた。今の俺の頭の中は「今の自分を変えたい」という思いが強い。その為にやるべき事を色々考えた結果、30がゴールにちょうどいいと思った。いや30より先に行くともう色々遅いと思った。

自立したくて本を読み始めた。本には何か人生のヒントが隠されている気がした。この前は村上春樹の「ノルウェイの森」とか「アフターダーク」とかを読んだ。どちらもメッセージ性の強い作品だった。

死は生の対極としてではなく
その一部として存在している。

これは「ノルウェイの森」にある有名な一節である。

なんとなくこの言葉は印象に残った。この小説の主人公は確か昔に大切な友人を自殺で亡くしてから、この真理に気付いたのだが、俺はこの小説を読んでからこの真理に気づかされた。

俺達はいつ死ぬか分からない人生を生きている。何かあって気が病んで死ぬかもしれないし、交通事故で死ぬかもしれないし、意外と気付かないが常に死と隣り合わせなのだ。いや村上春樹がそう言いたかったのかは分からんが。

俺はなんとなく常に死を意識している。階段から転げ落ちて死ぬんじゃないかとか、飛び出してきた車に轢かれて死ぬんじゃないかとか、ここで突然心臓発作を起こして死ぬんじゃないかとか。

元々そういう感覚はあったのだが、この本を読んで主人公が俺の抱いている感覚を代弁してくれた気がして、これは普遍の感覚なんだと気付けて気持ちが楽になった。

本は人生にヒントを与えてくれるし、読むべきだと思う。村上春樹に限らず。


話は変わり、今年から俺は放送部に入った。クラスでいつもボッチだったから友達が欲しかった。居場所が欲しかった。それさえ達成できれば別にどこでもよかった。本当になんとなく入った。

中学時代も帰宅部だったからこれが人生初の部活である。特にこれといった志もなく放送部に入ったから初めは放送部なんてユルユルほのぼのかと思ってたんだが、実情は中々ガチな部活であった。

放送部にも夏をかけた戦い「NHK全国高校放送コンテスト」通称「Nコン」というのがあり、全国の高校の放送部員はそれに向けて必死なのである。特に俺の住む石狩地区は激戦区だから全道大会出場にかける熱量は凄まじい。

先輩達は何ヶ月もこの大会の準備に時間を費やしてきた。それぐらい本気なのだ。地区予選の結果、先輩達はテレドラ部門とテレドキュ部門とアナウンス部門で全道進出を決めた。全道大会は6月である。憧れの先輩達が全道進出を決めた時は本当に嬉しかったし、心から頑張って欲しいと思った。

放送部がこんなアツい部活だとは思ってなかった。俺も10月の高文連(新人戦)は全道大会、そして全国大会へと進みたい。

まだまだ始まったばかりだが、もう引退まで1年程しか残されていない。残された時間は短いが、せっかく入った、先輩達が作り上げてきた強い放送部だから俺も全道大会や全国大会に出て輝きたい。


最後に、最近ハマってる音楽がある。

羊文学の天気予報という曲である。

イントロはスーパーカーの「cream soda」を彷彿させる。俺は中学時代、スーパーカーが好きだったからこの曲に凄い魅せられた。

俺はサビのこの歌詞が凄い好きだ。

僕らが憧れた未来予想のその先は
ドキドキするような未来を運ぶかい?
いつか来る時代に憧れた彼らの火を
ワクワクするような未来で繋ぐかい?

ドキドキするような未来、ワクワクするような未来が俺には待ち構えているかしら…そんな希望に満ち足りた毎日って訳じゃないし結構ギリギリなんだが今日も音楽になんとか救われている。

17歳もテキトーに乗り越えていきたいものです。勉強も放送も死なない程度に頑張ります。今回も最後までお読み頂きありがとうございました。


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