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この世に一冊もないという、読まなければいけない本について ４冊目
與那覇潤『歴史なき時代に』（朝日新書）著者が近年公表した時評や対談を集めた新著。時節柄やはりコロナ時評集といった趣が強くなった感はありますね。十年前の震災の教訓すら忘れ去られ、インフォデミックに陥っているとさえ言いうる昨今の状況を見るにつけ、人々の生から歴史（感覚）が消えつつあるのではないかという著者の見立てにはうなずかざるをえません（中には「単に馬鹿なだけでは……」と思ってしまう事例もありますが
もっとみる與那覇潤『歴史なき時代に』（朝日新書）著者が近年公表した時評や対談を集めた新著。時節柄やはりコロナ時評集といった趣が強くなった感はありますね。十年前の震災の教訓すら忘れ去られ、インフォデミックに陥っているとさえ言いうる昨今の状況を見るにつけ、人々の生から歴史（感覚）が消えつつあるのではないかという著者の見立てにはうなずかざるをえません（中には「単に馬鹿なだけでは……」と思ってしまう事例もありますが
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