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ミドルリーダー🚩|部下のわがままをそのまま受け入れるな


これは、私のこれまでの経験を通じて感じていることです。
 大切に育てようとして、部下のわがままを聞いてやりたいようにやらせたりしても、
そのわがままがチームで受け入れられずに孤立し、結果不満が残るのです。

 基本的に部下の「やりたい」意志と提案(What)を尊重するのですが、「どうやるか」(How)で間違えると、うまくいかないケースが多いな、と感じます。
 そのチーム、職場に合ったやり方で、やりたいことをやらせる、疎外感を持たせないような工夫が必要なのだと思います。

PRESIDENT 2021.10.29号の記事に、「部下にとっての幸せ因子と不幸せ因子」についての記事がありました。
 慶應義塾大学とパーソル総合研究所の共同調査だそうです。


曰く、7つの幸せ因子と7つの不幸せ因子が働く人の幸せの実感に影響する、そして幸せも不幸せもマネジメント次第。幸せ因子が高く不幸せ因子が低い組織はパフォーマンスが高いということです。
 マネジャーは、部下の一生に責任は持てませんが、所属している期間、部下の幸せ、不幸せを握っており、この心理的な面もマネジメントすることが必要なのです。
 なんとなく直感的に感じていることではありましたが、このように因数分解した形で見ると、何にどう手を打てば良いのか、わかりやすいですね。

【はたらく人の幸せ因子】
・自己成長
・リフレッシュ
・チームワーク
・役割意識
・他者承認
・他者貢献
・自己裁量
【はたらく人の不幸せ因子】
・自己抑圧
・理不尽
・不快空間
・オーバーワーク
・協調不全
・疎外感
・評価不満

 冒頭で私の経験として書いた部下は、結局不満を持って出てい来ました。彼の場合は、
「自己成長」を優先しすぎたあまり「チームワーク」、「他者貢献」が疎かになり、「疎外感」を産んだのだと今思うと反省しています。

 これらの幸せ因子がバランス良く保たれ、不幸せ因子が排除されているか、気になる部下の状態に思いを馳せてみようかと思います。

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