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相手の真意を掴むこと(星の王子さま その2)


こんにちは📚

今日も引き続き『星の王子さま』より。

前回はコチラ


王子は、自分の星に「バラの花」をおいて出てきました。


 そのバラの花を、王子は大切にしていたのですが、王子が優しく接しても、何をしても文句が多くダメ出しされていました。

 そんな状態に嫌気がさして、王子は星を出ていったのです。(そんな話だったとは。。。)

 この「バラ」にはモデルがいました。それは、サン=テグジュペリの妻、コンスエロ・スンシンです。このような態度でしたので、どうも喧嘩が絶えなかったようです。

 しかし、サン=テグジュペリもなかなか困った旦那でした。仕事柄、なかなか家には帰って来ることが出来ず、しかも各地に女性の影があったそうです。


 さて、バラにはトゲがあります。スンシンのトゲトゲしい態度を、バラで表現したのですが、バラの立場になって考えてみると、「トゲ」に対する捉え方が変わってきます。

 バラは他の花と同様に儚い存在です。水を与えてもらえないと枯れますし、水を与えていてもいつかは枯れてしまいます。そんな自分を護るように去勢を張っているのです。


「ぼくは、あの花のおかげで、いいにおいにつつまれていた。
明るい光の中にいた。だから、ぼくは、どんなことがあっても、花から逃げたりしちゃ行けなかったんだ。ずるそうな振る舞いはしているけど、根は、優しいんだということを汲み取らなけりゃいけなかったんだ。花のすることったら、本当にトンチンカン何だから。だけど、ぼくは、あんまり小さかった殻、あの花を愛するってことがわからなかったんだ。」

『星の王子さま』(サン=テグジュペリ作 内藤 濯訳)

番組で指南役の先生がこう言っていました。

 所有するとは、自分の所有物に対して役立たなければならないのです。所有は一方的ではなく、双方的なのだ。

 王子は旅を通じて、人の気持ちは表面だけで判断してはいけない、ということを学んだのです。パートナーとのやり取りにありがちな話ですね。

 私も妻に対してそういう気持ちを持たなくもないのでよくわかる気がします。

さて、次回はいよいよ王子様の旅のクライマックスです。

 ではまた!

(参考)


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