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逆境が人を育てる(菜根譚)

こんばんは📚
今日も『菜根譚』から人生訓をお届け。

ひくきに居りて後に高きに登るの危きを知る。
くらきに処りて後に明るきに向かうのはなはだ露わるを知る。
静を守りて後に動を好むの労に過ぐを知る。
黙を養いて後に多言の操なるを知る。
菜根譚

(意味)

低いところ(低い身分)にいると、高いところ(高い身分)の危うさがわかる。
陽の目の見ない場所からは、脚光を浴びている人が透明に見える。
静かにしていれば、動き回る人の空しさがわかる。
じっと黙っていれば、多弁な人の節操のなさがわかる。

隠キャと陽キャ、リア充

 ここで出てくる対比表現、低い高い、晦いと明るい、静と動、黙と多言、は、いずれも人生のステージの比喩表現です。

 逆境の状態にいると、苦しい中に様々なものが見えてきます。特に苦しい自分とは逆の環境にいる人がコントラスト高く目に入ってきます。

 ある意味この言葉は輝いている人に対するひがみにも聞こえますが、そうではありません。逆境の環境にも学べることがある、ということを示しています。

 人生最初から最後まで逆境続きの人はそうそう居なくて、いい時も悪い時もあります。悪い状況の時には、良い状況の人の危うさ、脆さがよく見えるのです。

 逆境の時はじっと我慢して、やるべきことをやる。そして上向きのときに油断しないということを学んでおく。そんな経験を繰り返すことで、常に平常心を保てる人格が育っていくのでしょうね。


ではまた!

 

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