マガジンのカバー画像

菜根譚

38
運営しているクリエイター

2022年1月の記事一覧

楽しみもほどほどにね。(菜根譚)

楽しみもほどほどにね。(菜根譚)

こんばんは📚

しばらく投稿の間が空いていました💦
受験勉強のため、当面、投稿の頻度は週1程度を予定しています。

さて、気を取り直し、本日は『菜根譚』の言葉をご紹介します。

(意味)

美味しい食べ物は全て、腸を痛めて骨を弱めるものだ。
腹半分にしなければ体調を崩す原因となる。
楽しいことは何でも、身を傷つけて徳を失う原因となる。
ほどほどにすることだ。

(解説)

 これは、とても身近

もっとみる
日々の生活の中にある価値観を見直してみる(菜根譚)

日々の生活の中にある価値観を見直してみる(菜根譚)

おはようございます📚

 週末は午前中に気持ちを落ち着かせて、古典の言葉に浸りnoteの記事にしてみる、という習慣になってきました。
 孫子よりも菜根譚の世界観。自然と暖かな内容の言葉を選んでいる気がします。

(今日の言葉)

(意味)

一つ楽しいことがあれば、すぐに楽しくないことが起こる。
一つ良いことが起これば、すぐに良くないことが起こって
相殺されるものだ。

日々いつものご飯を食べ、

もっとみる
逆境には生きるヒントがある。(菜根譚)

逆境には生きるヒントがある。(菜根譚)

おはようございます📚

今日も菜根譚から珠玉の言葉をお送りします。

(意味)

逆境の渦中で過ごしていると、身の回りのあらゆるもの、出来事が良薬となり、
知らぬ間に礼節が洗練され、行動も磨かれる。
一方、順調に進んでいるときは身の回りのあらゆるものが武器となり、
その実体である中身を骨抜きになっても気づかない。

前回(昨日の投稿記事)に引き続き、「逆境」がテーマです。

逆境とは望んで飛び込

もっとみる
逆境が人を育てる(菜根譚)

逆境が人を育てる(菜根譚)

こんばんは📚
今日も『菜根譚』から人生訓をお届け。

(意味)

低いところ(低い身分)にいると、高いところ(高い身分)の危うさがわかる。
陽の目の見ない場所からは、脚光を浴びている人が透明に見える。
静かにしていれば、動き回る人の空しさがわかる。
じっと黙っていれば、多弁な人の節操のなさがわかる。

隠キャと陽キャ、リア充

 ここで出てくる対比表現、低い高い、晦いと明るい、静と動、黙と多言、

もっとみる
必ず自分で確かめる。(菜根譚)

必ず自分で確かめる。(菜根譚)

こんばんは📚

400年前の比較的新しい古典である『菜根譚』より、処世術として役立つ言葉をご紹介。

(意味)

人の悪い噂を聞いても、すぐに「悪人」と決めてかかってはいけない。
人を陥れる者が意図的に誘導しているかもしれない。
人の良い評判を聞いても、すぐに信用をおいてはならない。
ひねくれた人が自分を売り込むために流した噂かもしれない。

 ここでは、人を見るときに、其の良し悪しは自分で判断

もっとみる
つかず、はなれず(菜根譚)

つかず、はなれず(菜根譚)

こんばんは📚

しばらくぶりの、『菜根譚』からお届けします。

(意味)

性急に事態を知ろうとしては、かえってわからなくなるものである。
寛容に構えていれば、自然に明らかになるだろう。
無理やり相手を責め立てて、怒りを買うことがあってはならない。

人を扱おうとしても、従ってくれないこともある。
しばらく放っておけば、自然に変化するだろう。
人を操作しようとすると、益々頑固になるようにさせては

もっとみる