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結局、人は「期待感」を求める

2023年も3月を迎えようとしています。花粉症がダイレクトに襲ってくるこの頃いかがお過ごしでしょうか。noteを書こう書こうと思いつつ久々になってしまいました。って何回目だよ。ここからは巻き返したいと思ってますよマジで。

改めて記しておくと「タイタンの学校」の講師や専門学校に講師をしたり、個人のスタイリングをベースに先日は阪神の梅田本店さんでイベントをさせて頂いたり、ブランディングに関わったりしている現在です。noteはちゃんと長文書かな!という呪縛で勝手に自縄自縛になっております。

そんなこんなで「人の見た目とその影響」について四六時中考えているわけですが、タイトルのような結論のひとつにたどり着いたんですね。

例えば、ホワイトデーにレストランを予約するとする。
前に女性と行ったお店だとふとした失言から修羅場になる可能性があるので行ったことないお店を選ぶとして、どういう基準で選ぶでしょうか。

口コミや食べログとかの点数も参考にはなります。でも、やっぱり料理やお店のファサードや店内写真をSNSでも見て、相手が喜びそうか、素敵と感じるかどうかで決めますよね。その方が失敗は少ないと思う。

行ったことがなければ、想像でイメージをしてみるしかない。きっとこんな雰囲気で、こんな料理で、こんな会話になって、みたいな。そういうポジティブな期待ができるお店じゃないと選ばれにくいでしょう。トップ画像のビストロは、まさにそんなお店でした。

料理の味は変わらない、行ってみたら思ってたよりよかった、とか想像より素敵だった、というお店はたくさんあるはずです。でも相対的に選ばれてない。それはやっぱりユーザーから期待されていない、というと言い過ぎだけど、キミに決めた!とサトシばりに言い切れない足りなさがあるんだと思う。

人間も、結局そこなんだと感 じるわけ

例えばビジネスで。
あの人と自分にそんなに差があると思えない!同じことやってんじゃん!というケースはすごく多いですね。僕も例外じゃないのですが。

じゃあ何が違うかというと、この人にお願いしたら、、任せたら、、という期待感が大きな差になってくる。きっといいサービスを提供してくれるんじゃないか、願いを叶えてくれるんじゃないか、という期待を膨らませてくれる人にお願いしたくなるでしょう。

例えば婚活で。
あの人と自分と、そんなに見た目に差がなくない?スペックも変わらないし!というのは誰しも思ったことがあるはず。でも現実には差があったりする。地味なのにすごくモテる子とか特別イケメンじゃないのに彼女途切れないとかいますよね。

それも、なにか期待させる部分が違いになっているんだと思います。この人と付き合ったら、、一緒になったら、、というポジティブなイメージを抱かせる雰囲気というのか。

ぶっちゃけ、ビジネスにしろ恋愛婚活にしろ、事前に結果は分からないわけで。

実際お願いしてみたらダメだった、ということも付き合ったらとんでもない地雷だった、ということも十分にありえます。それはもう結果論として、反省材料のフォルダ行きにするしかない。感情の起伏が激しい人はダメですね。。

そこはもうお互い様ということで、とりあえず選んでもらわないと話は始まらないわけですよね。となると、やっぱり自分に決めてもらう一手が必要です。それがファッションを含めた見た目、雰囲気から伝わる「期待感」なのです。

期待感はどうやって出す?

ちょっと不謹慎な話をすると、最近投資詐欺みたいな話がよく世間を騒がせますが、あの元締めみたいな人たちって期待感を演出して操るのがすごく上手いと思うんですよ。決して肯定はしませんしもっと重い罪であるべきなんですが。

いかにもお金持ってます、自信あります、預けてくれたら増やします、みたいな雰囲気を醸し出して「この人なら!」という期待をさせて巻き上げる。まぁちょっと話聞いたり調べたりしたら簡単に剥がれる皮ですが、そこからも人は期待をすることが行動の原動力なんだと分かりますよね。

まともな出し方としては、やはり「見合った外見」であることは必須でしょうね。

社長だというのに清潔感がないとか平社員に見えるようなスタイルでは期待なんかできようがないし、スタイリストが来店!という触れ込みで来てみたら本人がどこか分からない地味さ、なんて有様だったらどうでしょうか。

みんな、相手の肩書や紹介内容を元に勝手に想像します。
「〇〇だったらこんな感じかな」「〇〇さんがオススメするからには素敵な人なんじゃないか」みたいな。それを最低限満たしてあげる。できればちょっとでいいので超えられたら尚良しです。

自分が好きな芸能人似の人を紹介してあげる、と言われて、実際想像以上に似てたらテンション上がるじゃないですか。より展開に期待しちゃいますよね。そういうことです。

イメージ通り、もしくは想像以上だったなら、この人とならいい話ができそう、サービスが期待できそう、となります。そのためには「自分のポジションや肩書で相手がどんな想像をするか」を認識しておかねばなりません。

だから、常に周りを見ておくことです。
自分と同じようなポジション、もう少し上のポジションの人がどんな格好をしているのか。競合する人はどんなブランドを着ているのか。自分が目標とする人やスタイルがあればより明確になるでしょう。

相手との関係性は、会った瞬間から始まっています。
SNSを通しているならプロフ写真を見た瞬間からと言ってもいい。

初手から間違えないような配慮をしておきたいところです。

「期待感」がより重要になっているわけ

今、個人の時間争奪戦が激しくなっています。

SNS、TV、動画配信、、ひとつのチャンネルに掛ける時間が少なくなり、さらにタイパとか言って時間は最小限で済まそうとしている。ハイライトじゃ伝わらないこともあるんだよ!と思うところは大いにありますが。

そうなると、選ぶ基準の上位が「パッと見期待できるかどうか」ということになる。限られた時間やお金を使うのに相応しいのか?という。

先述したように、結果は終わってみないと分かりません。それは今も昔も変わらない。であれば期待度で勝負するしかないんです。その良し悪しは別として。

そして、やはり人は視覚からの情報が強い。
そこで印象に残る、期待してもらうのが早いことは間違いないです。

具体的な例で言うと、教えている芸人さんのライブでも衣装に説得力がある、クオリティがしっかりしている組は絶対ウケます。

それはお客さんが、これはちゃんとしたネタをやってくれそうだぞ、と言う「期待感」を持って集中して見てくれるから。だから一挙手一投足、セリフのひとつでも見逃さすウケてくれる。テキトーな衣装だとお客さんも集中しないからウケないんです。軽く見られるというか。

どんなに美味しくても、食べてもらえないと意味がない。
どんなにいいサービスでも、受けてもらえないと意味がない。

やっぱり個人から企業まで、期待してもらえてはじめて、その壁を超えてもらえるという現実がある。そのためには”見た目の印象やイメージ”という部分を避けて通ることはできないのです。

 
ファッションはその人のセンスを披露したり、お洒落かどうかを測るものではありません。

ビジネスでもプライベートでも、望む結果を得るためのツール。
元々ファッションが好きな人はそのまま楽しみながら、そんなに興味はないという人はそう思って取り組んでみてほしいですね。

 
期待してもらうことは大事なんですが、ときどき先方で気を利かせて過剰な煽りをして頂いていることがあります。凄い人来るよ!あの!みたいな。

いやいや全然小市民なんで恐縮至極です。。そうです、私が、と変なおじさんばりに強いハートを持てるように頑張ります。

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個人の方や企業様より、ファッションスタイリングを含めた見せ方やブランディングのご相談を日々承っています。何かお手伝い出来ることがあるかも知れません。「タイタンの学校(校長・太田光代)」でのファッション講師などスピーカーとしての活動や専門家としてのコメント・執筆なども。まずはフォームからご相談、お問い合わせ頂ければ幸いです。

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オーダーメイドスタイリスト 神崎裕介

 
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